ソニーの最新技術を凝縮した人気のフルサイズミラーレス一眼カメラ、α7IIIを購入しました!
何度かメイン機として撮影に出かけて、α7IIIの魅力がわかってきたので、レビュー記事をお届けしたいと思います!
2年近く愛用してきた旧製品α7IIと比較してどんな点が進化したのかもお伝えしていくので、α7IIIの購入を検討している方はぜひチェックしてみてください。
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ソニーのα7シリーズについて
世界初のフルサイズミラーレスカメラとして2013年に誕生したα7シリーズ。コンパクトなボディにフルサイズのイメージセンサーを搭載しているのが魅力の人気カメラです。
α7シリーズには下記3つのラインナップがあり、どれも現行機として家電量販店などで発売されています。
製品名 | α7 III (ILCE-7M3) | α7 II (ILCE-7M2) | α7 (ILCE-7) |
---|---|---|---|
発売日 | 2018/3/23 | 2014/12/ 5 | 2013/11/15 |
有効画素数 | 2420 万画素 | 2430 万画素 | 2430 万画素 |
撮影感度 | 標準:ISO100~51200 拡張:ISO50~204800 | 標準:ISO100~25600 拡張:ISO50、64、80、51200 | 標準:ISO100~25600 拡張:ISO50、51200 |
撮影枚数 | ファインダー使用時:610枚 液晶モニタ使用時:710枚 | ファインダー使用時:270枚 液晶モニタ使用時:350枚 | ファインダー使用時:270枚 液晶モニタ使用時:340枚 |
手ブレ補正機構 | ○ | ○ | × |
5軸手ブレ補正 | ○ | ○ | × |
タッチパネル | ○ | × | × |
インターフェース | マイクロUSB、USB Type-C、HDMIマイクロ | USB2.0、HDMI | USB2.0、HDMI |
4K動画対応 | ○ | × | × |
重量 | 565 g | 556 g | 416 g |
ソニーのフルサイズミラーレス一眼カメラ「α7III」レビュー!
それでは2018年3月に発売された、ソニーのフルサイズミラーレス一眼カメラ「α7III」を紹介していきます。
α7IIIの化粧箱からさっそく同封されている内容物を取り出してみます。付属しているアイテムは下記の通り▼
- カメラ本体
- バッテリー
- ネックストラップ
- USBケーブル
- USBアダプタ
- 説明書
- 製品保証書
ソニー α7IIIの外観
そして、α7III本体。1世代前のα7IIと比べると、ほぼ一緒のような見た目なのですが、様々な点が進化しているのがみられました。
まずはダブルスロットが採用。これによってRAWとjpegのデータをそれぞれのメモリカードに保存できるようになりました。
インターフェイスもマイクロUSB、USB Type-C、HDMIマイクロなど様々な端子での接続が可能になりました。
また、操作面に関してもジョイスティックがつくなどし、他社の上位機種のような作りになっています。
ここからは、α7IIと比較も交えつつ、α7IIIの気に入ったポイントを5つ紹介していきたいと思います!
操作感が格段に向上
1つ目に気に入った点は操作性。α7IIはフルサイズのカメラをコンパクトに作っている点はかなり評価が高かったのですが、持った時のホールド感がイマイチだったり、ボタンも平面的で押しづらい感じがありました。
ですが、α7IIIは下記の3点のような進化が見られ操作性が格段にアップしました。
- グリップに厚みが出て、ホールド感が良くなった
- 各種ボタンがより立体的になり、より押しやすくなった
- ジョイスティックがついて、フォーカスポイントの操作が快適になった
バッテリーの持ちが大幅改善
2つ目の気に入った点はバッテリーの持ちが格段によくなったこと。歴代のαシリーズはバッテリー持ちに対して不満の声が多くありました。
私もα7IIを購入した当初、使用していくうちにどんどん減っていくバッテリーに驚きましたし、常に予備バッテリーを2つは持っていないと安心して撮影に出かけられない状態でした。
α7IIIはバッテリーの種類が新しくなり、α7IIの2倍以上バッテリーが持つようになりました。バッテリー1つで安心して出かけられるようになったのはとても大きいです。
【α7IIIとα7IIのバッテリーの持ちを比較した表】
製品名 | α7 III ILCE-7M3 | α7 II ILCE-7M2 |
---|---|---|
撮影枚数 | ファインダー使用時:610枚 液晶モニタ使用時:710枚 | ファインダー使用時:270枚 液晶モニタ使用時:350枚 |
専用電池型番 | NP-FZ100 | NP-FW50 |
給電しながらの撮影が可能に!
3つ目の気に入ったポイントは給電しながらの撮影が可能になったことです。
α7IIは給電を実施しているときは撮影することができなかったので、バッテリー減っている状況でのインターバル撮影に不安がありました。
しかし、α7IIIになり、給電しながら撮影が可能になったので、モバイルバッテリーで給電しながら撮影すれば、長時間タイムラプス用の写真を撮る際にもバッテリー切れを起こすリスクがほぼなくなりそうです。これはかなり心強い。
高感度耐性が強化され手持ち夜景も綺麗に撮れる
4つ目の気に入ったポイントは、高感度耐性が強化されたことで、手持ちでも綺麗な夜景が撮れるようになったことです。
人気の撮影スポットの中には三脚を使えない場所も多くあるので、ISO感度をあげてもノイズが乗りづらくなるのはとても嬉しい。
【α7IIIとα7IIの撮影感度を比較した表】
製品名 | α7 III (ILCE-7M3) | α7 II (ILCE-7M2) |
---|---|---|
撮影感度 | 標準:ISO100~51200 拡張:ISO50~204800 | 標準:ISO100~25600 拡張:ISO50~51200 |
動画性能も大きくアップ
5つ目の気に入った点は高画質な動画がより簡単に撮れるようになったこと。動画周りで気になったのは主に下記3つです。
- 4KのHDL動画が撮影可能になった
- 手ぶれ補正が5段とより強力になった。
- オートフォーカスの性能が上がった
4K HDR動画
α7IIはフルHD動画までしか対応していませんでしたが、α7IIIは4K動画の撮影撮影が可能になりました。
また、HLG(Hybrid Log-Gamma)を搭載しており、白飛びや黒つぶれが起きづらくなり、より人の目に近い綺麗な動画が撮れるようになりました。
手ぶれ補正
手ブレ補正は手ぶれ補正4.5段 → 手ぶれ補正5.0段へとわずかに進化しています。下記はα7IIIの手ぶれ補正をかけた時とかけていない時の映像を比較した動画です。
オートフォーカス性能
オートフォーカスの性能がどれくらい上がったのかは直感的にわかりづらいですね。こちらは、歴代のαシリーズのオートフォーカス性能を比較した動画。α7IIIのオートフォーカス性能のすごさがすぐに理解できる映像です。
ソニーのフルサイズミラーレス機・α7IIIの作例
タイムラプス
α7IIIでタイムラプスを撮影する方法はこちらの記事をチェック▼
α7IIIのソフトウェアアップデートで新たに搭載されたインターバル撮影機能の使い方をチェック▼
α7IIIと一緒に購入したいアイテム一覧
最後にα7IIIと一緒に購入したい備品を紹介します。
液晶保護フィルム
α7シリーズの液晶画面は常にむき出しの状態になるので、長く綺麗に使うためにも、傷がつかないように保護シートを貼りましょう。
バッテリーチャージャー
α7IIIにはバッテリーチャージャーがついていません。一度に2本のバッテリーの充電が可能なバッテリーチャージャーを購入しておくと撮影前の準備が捗ります。
グリップエクステンション
上記でホールド感が改善されたとお伝えしましたが、それでも男性にはホールド感が足らないと感じる方もいるかもしれません。そんな場合にはグリップエクステンションがオススメです。
SONY α7IIIレビュー まとめ
ソニーのフルサイズ位一眼カメラ「α7III」のレビューを旧製品との比較を交えながらお届けしました。
静止画に関して言うと、α7IIも十分に優れた写真を撮ることができるカメラなので、α7IIIで撮影した写真を見ても、大きな感動を覚えるということは正直少なかったです。
しかし、実際に撮影していると操作性や使い勝手の良さが格段に上がっていることを肌で感じることができ、α7IIからの進化を確実に感じることができました。
動画に関してはα7IIから進化している点が数多くあり、より綺麗な動画が撮れるようになったと感動しました。
今まではメイン機にキャノンのEOS5D MARK3、α7IIをタイムラプス撮影用のサブ機として使ってきたのですが、今後は動画も写真も満足のいくものが撮れるα7IIIをメイン機においてブログ用の画像や動画を撮影していきたいと思います。
α7IIIの性能をそのままコンパクトにまとめた一台▼
Eマウントにおすすめの標準ズームレンズ▼
Eマウントにおすすめの超広角ズームレンズ▼
Eマウントにおすすめの超広角単焦点レンズ▼