以前に紹介したマンフロットのトラベル三脚「befree」。

携帯性に優れて非常にいい三脚だったのですが、もう少し全伸高が高くてしっかりした三脚がほしくなったため、同じくマンフロットの「190カーボン3段」を新たに購入しました。
購入にあたり比較した商品についてや実際の使用感を紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
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マンフロットの「190カーボン3段」を選ぶまでの経緯
マンフロットには利用シーンに合わせて様々なシリーズの三脚がありますが、全伸高が高めの三脚となると190シリーズと055シリーズが候補になります。
そのため、まずはどちらのシリーズの三脚を選ぶか検討しました。
055シリーズと190シリーズの違いとスペックについて
190シリーズ | 055シリーズ | |||
---|---|---|---|---|
イメージ |
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![]() ![]() ![]() | ||
製品名 | カーボン3段 (MT190CXPRO3) ![]() | カーボン4段 (MT190CXPRO4) ![]() | カーボン3段 (MT055CXPRO3) ![]() | カーボン4段 (MT055CXPRO4) ![]() |
脚径 | 24mm | 24mm | 29mm | 29mm |
全伸高 | 160cm | 160cm | 170cm | 170cm |
伸高 | 135cm | 135cm | 140cm | 140cm |
格納高 | 61cm | 52.5cm | 61cm | 54cm |
最低高 | 9cm | 8cm | 9cm | 9cm |
自重 | 1.6kg | 1.6kg | 2kg | 2.1kg |
最大耐荷重 | 7kg | 7kg | 9kg | 9kg |
055シリーズと190の違いは主に全伸高と最大耐荷重にあります。
スペック比較表を見ると055シリーズのほうが全伸高が10cm高く、最大耐荷重も2kg多いので、一回り大きい三脚だということがわかります。
しかし、自分が持っている機材を見てみても、さすがにここまで大きい三脚は必要にならないだろうと判断し、今回は190シリーズの三脚を選択しました。
190シリーズのスペックを比較する
190シリーズには三脚の素材や段数の違い別に4つの製品ラインナップがあります。さらにスペックを比較して購入するアイテムを絞り込んでいきました。
190シリーズ | ||||
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製品名 | MT190CXPRO3![]() | MT190CXPRO4![]() | MT190XPRO3![]() | MT190XPRO4![]() |
脚径 | 24mm | 24mm | 26mm | 26mm |
全伸高 | 160cm | 160cm | 160cm | 160cm |
伸高 | 135cm | 135cm | 135cm | 135cm |
格納高 | 61cm | 52.5cm | 59cm | 49cm |
最低高 | 9cm | 8cm | 9cm | 8cm |
自重 | 1.6kg | 1.6kg | 2kg | 2.1kg |
最大耐荷重 | 7kg | 7kg | 7kg | 7kg |
カーボンにするかアルミにするか
三脚の値段や重さは、素材がアルミかカーボンのどちらでできているかによって大きく異なります。
190シリーズの場合、アルミのほうが1万円以上安く購入できますが、やはり重いのがネックです。重たい三脚は持ち歩くのが億劫になる気がするし、妥協して選ぶと後悔しそうだったのでカーボンを選択。
3段にするか4段にするか
脚を折りたたむ段数も悩むところ。それぞれのメリットとデメリットは下記のとおり。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
3段 |
・三脚を立てるのが楽 ・脚が太く、安定しやすい ・3段のほうが若干軽い |
・高さ調整が4段よりもやりづらい ・コンパクトに折りたためない |
4段 |
・コンパクトに折りたためて、持ち運びやすい ・高さ調整がしやすい |
・パーツが増える分重くなる ・三脚を立てる際の手間が増える ・4本目の脚が細く、安定しづらい |
それぞれメリット・デメリットがありますが、三脚の立てやすさを重視して3段を選択することに。そんな経緯で「マンフロット190カーボン三段」を購入するに至りました。
マンフロット190カーボン三段のレビュー
それでは、いろいろスペックを比較して悩みながら購入したマンフロット190カーボン三段のレビューしていきます。
まず折りたたんだ状態の「マンフロット190カーボン三段」。格納高61cmに加え雲台を装着しているの全長は72cmほど。トラベル三脚「befree」と比べるとかなり大きさが違います。
実際に三脚を立ててみるとこんな感じ。全伸高160cmになり、全身高140cmの「befree」と比べると高さの違いがよくわかります。
おしゃれなデザインに定評があるマンフロットの三脚。ロゴの部分のデザインがかっこいいです。
脚を伸縮させるときに使うロックレバー。程よい大きさで操作しやすいです。
脚の角度を調整するロックレバー。少し硬いのが気になりますが、4段階に角度を調整することができます。
雲台の土台付近に設置されている水準器。こちらで三脚が水平に置かれているかチェック可能です。
キャリングストラップ用のフックは強風時に重りを吊るすことが可能。
こちらのねじ穴には、別売りの外部マイクや照明などを取り付けることができるようになっています。
様々なスタイルでカメラを固定できる
トラベル三脚「befree」を今までずっと愛用してきましたが、190シリーズはより様々なスタイルでカメラを固定できるのが特徴です。
まずは、センターポールを90度水平にしてカメラを固定。カメラを縦に構えたり、何か作業している様子を真上から撮るのに便利です。
脚の角度を一番広く調整すると、全伸高が高い三脚ですがローアングルにもばっちり対応。
センターポールを水平にすれば、地面すれすれからのアングルも実現できます。
別売りのケースも購入
マンフロットの190カーボン3段には専用ケースがついていません。持ち運ぼうとするとそれなりに大きな荷物で気も使うので、別途ケースを購入しました。
サイズがいくつかありますが、mt190cxpro3とXPROボール雲台の組み合わせなら75cmタイプがおすすめです。
マンフロットの190カーボン3段を購入した感想
マンフロットの190カーボン3段(mt190cxpro3)は、大型の三脚なのに関わらず軽量で、様々なスタイルでカメラを固定できるため、いろいろなシーンで活躍する三脚だと思いました。
旅行では引き続き、トラベル三脚「brfree」を使っていくと思いますが、ちょっと気合を入れて撮影に臨みたい場合には、「190カーボン3段」を利用していきたいと思います。
マンフロットのマンフロットの190カーボン3段と併せて購入した「XPROボール雲台」については、別記事で詳しく紹介しています▼



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