シロップ社から発売されているタイムラプス用の撮影機材「ジーニーミニ)」を購入しました。
海外製品で取り扱い方法などが紹介されている記事が少なかったので、製品レビューと使い方をまとめていきます。購入を検討している方は参考にしてみて下さい!
タップできる目次
ジーニーミニ(genie mini)とは
ジーニーミニはニュージーランドのタイムラプス用機材を扱うシロップ社から発売されている撮影機材です。
無料のスマホアプリと連動させ、パンニングの設定やモーションコントロールの操作をおこなうことができます。
syrp genie miniの公式動画もチェック▼
アプリについて
ジーニーミニをBluetooth接続して操作するアプリは、「syrp」と検索すると見つけることができます。アプリの対応機種は下記の通りです。
iPhone/iPad/iPod touch | Android OS | |
---|---|---|
対応機種 | ios9.0以降の製品 | Version 4.3以降の製品 |
リンクケーブルの種類について
ジーニーミニでモーションコントロールを行う際は、無料のアプリに加え、ジーニーミニとカメラを接続するリンクケーブルが必要になります。
リンクケーブルはメーカーごとに製品が出されているので、所有しているカメラに対応したアイテムを購入しましょう。下記リンクからさらに細かい対応機種を確認できます。
ジーニーミニ(genie mini)レビュー
それでは、使い方を開設する前に購入したジーニーミニのレビューをしていきます。
円錐型のおしゃれなパッケージで包装されているジーニーミニとリンクケーブル。
パッケージの中身は下記のとおり。
- ジーニーミニ本体
- USBケーブル
- 取扱説明書
- リンクケーブル(別売り)
ジーにミニ本体を見てみると左から電源ボタン、USB端子、リンクケーブル接続端子が並びます。フル充電には3時間かかりますが、タイムラプス48時間分動作とのことで、結構スタミナがあります。
ジーニーミニ(genie mini)の使い方
製品をチェックしたら、使い方を詳しく見ていきましょう。今回はジーニーミニのパンニングを試すために栄テレビ塔のスカイデッキに行ってきました。
ジーニーミニを設置
まずは三脚と雲台の間にジーニーミニをセット。さらに雲台の上にカメラを設置したら、リンクケーブルでジーニーミニとカメラを接続。
カメラの撮影条件を設定
セッティングが完了したら、普段三脚を立てて撮影する時と同じように、ピント合わせ、シャッタースピード、F値、iso値を設定していきます。
アプリで撮影条件を設定
そして、ここからはアプリを使って、撮影シーンに合わせてジーニーミニの設定をおこなっていきます。※今回はiphone版アプリを操作。
iphoneとBluetoothをペアリング
まずはiphoneのBluetooth接続をオンに。そしてジーニーミニの電源をオンにしたら、アプリを起動。右上のconnectをタップし、接続したいジーニーミニにチェックアイコンにチェックを入れれば、ペアリング完了です。
ジーニーミニのタイムラプス用設定を加える
ペアリングが完了したら、「TIMELAPSE」を選択。メインの操作画面に移動したら「+アイコン」をタップ。タイムラプス用の基本設定を確認していきます。
各設定の意味は下記になります。タイムラプス撮影の場合、「movement type」の項目を必ず「move shoot move」に選択しましょう。
- movement ease IN / OUT
- タイムラプスの始まりと終わりのパンニングにどれくらい抑揚をつけるか調整。
- movement type
-
「move shoot move」を選択することで、シャッターを切っている間はパンニングが停止し、インターバルの間のみ回転するようになる。
「move continu move」は、 撮影中ずっとパンニングが行われるので動画用になります。 - move shoot delay
- パンニングのスピードを調整します。
モーションコントロールを調整
次はモーションコントロールの調整。撮影時間とインターバル間隔の数値をいじっていきます。この際、カメラのシャッタースピードはインターバル間隔の時間以内に収まるよう注意しましょう。
パンニングする範囲を調整
最後はパンニングする範囲を調整。カメラのアイコンの部分をスライドするとテストでパンニングすることができます。今回は下記のように始まりと終わりの位置を調整しました。
パンニングのスタート位置▼
パンニングの終了位置▼
テストが終わったら戻るボタンを押して、ジーニーミニのセットが完了。RECボタンを押したら微速度撮影の開始です。
実際に仕上がったタイムラプス動画はこちら▼
ジーニーミニを購入した感想
ジーニーミニのレビューと使い方を紹介していきました。今までPanalapseなどのタイムラプス用フリーソフトで疑似的にパンニングを物理的にパンニングができるようになったので満足です。
アプリは慣れるまで少し難しく感じるかもしれませんが、何度か使えばすぐに操作に慣れると思うので、どんどん使い倒して行きたいと思います!
タイムラプス動画の作り方は下記で紹介しています▼