三脚を使って夜景を撮ったり、ブツ撮りをする際に必須となるレリーズ。
僕はソニーのα7シリーズを愛用していて、レリーズが必要な時はサードパーティー製のケーブルレリーズを使っているのですが、下記のような煩わしさを感じることがしばしば。
- ケーブルを挿したままだとレンズ交換しにくい
- 暗い場所でケーブルを接続しようとすると見にくい(夜景撮影)
- 一度の撮影で何度もケーブルを抜き差しすることがあるので手間
タカヒロ
もっと快適にリモートでシャッターを切りたいな…。
そこでソニー ワイヤレスリモートコマンダー RMT-P1BTという機材を購入したのですが、これめちゃくちゃ便利。
ケーブルレリーズを使っていた時のストレスから解放されて、撮影がとにかく快適になりました。
ということで、本記事では僕の写真ライフの快適さをぐっと向上してくれたリモートコマンダーRMT-P1BTの使い方や魅力について語っていきたいと思います!

SONY RMT-P1BTの外観
今回購入したリモートコマンダーRMT-P1BT。2019年に発売されたSONY純正のアイテムです。
さっそくパッケージを開封。付属品はこんな感じ。
- レリーズ本体
- 説明書
- 製品保証書
- ボタン電池
そしてこれがRMT-P1BT本体。シンプルなデザインのワイヤレスレリーズです。
底面部には広いストラップホールがあるのですが、デザインのアクセントにもなっていて、かっこいい。
レリーズのフロント部分は、上段にフォーカス/ズーム操作ボタン、中段にシャッターボタン、そして下段にAF-ONとC1ボタンという構成。
右サイドには動画と静止画 / Zoomとフォーカスの切り替えスイッチ。
そして、反対側は誤動作を防ぐためのロックスイッチが搭載されています。
RMT-P1BTの大きさ・サイズ感
RMT-P1BTの大きさは幅33mm×高116.5mm×奥15.1mm、重さは35g。
今まで使っていたケーブルレリーズよりちょっと大きいですが、ごくごく一般的なレリーズのサイズ感です。
手に取ってみると、人差し指がかかる部分が凹んでいるからとても手に馴染んで握りやすい。
RMT-P1BTはボタン電池式
RMT-P1BTはボタン電池式(CR2032)で、レリーズの背面にはコインで開けることができるカバーがあります。
電池持ちは利用頻度で変わってきますが、およそ1年くらいは持つらしいので頻繁に交換する必要はなさそう。
SONY RMT-P1BTのペアリング方法
外観をチェックしたらさっそくα7IIIとペアリング設定をおこなっていきます。設定の手順はとてもシンプルでサッと済ますことが可能です。
公式サイトの取り扱い説明書リンクも記載しておきます。RMT-P1BTヘルプガイド(Web取扱説明書)
メニューのネットワーク2からBluetooth設定に移動し、Bluetooth機能を「入」に変更


「ペアリング」をクリックし待ち受け状態になったら、リモコン本体のレリーズボタン+プラスボタンを同時に7秒ほど押して、ペアリング接続。


ペアリング接続が完了したら、最後にメニューネットワーク3を開き、Bluetoothリモコンを「入」に変更。これで設定は完了です!


タカヒロ
一度設定してしまえばカメラを起動したらいつでもレリーズでシャッターを切れるから便利!
SONY RMT-P1BTのメリット
それではここからは実際にRMT-P1BTを使用して感じたメリットを4つ紹介します。
ワイヤレスは超快適
カメラとレリーズがケーブルで繋がっていないのにシャッターを切れるのは快適です。
レンズ交換の時にレリーズの置き場所に困らないし、撮影のセッティングも素早く終わります。
撮影の時は常にポケットの中にレリーズを忍ばせておいて、シャッターを切りたい時にさっとボタンを押すだけ。
タカヒロ
この体験をしたらもうケーブルレリーズには戻れません!
反応速度が早い
ケーブルレリーズからワイヤレスレリーズに移行するにあたって一番懸念したのはシャッターの反応速度でした。
ですがその心配は無用。
RMT-P1BTはシャッターの反応速度が良くさくさくシャッターを切ることができるので、反応の遅さにストレスを感じることはありません。
バルブ撮影にも対応
SONY RMT-P1BTはバルブ撮影にも対応しているので花火の撮影なんかもばっちりです。
1回目の押し込みでバルブをずっと押し続けている状態になり、もう一度シャッターボタンを押すと、そこでバルブ撮影が終了します。
ピント合わせの微調整がしやすい
SONY RMT-P1BTはシャッターを切るだけでなく、下記のようなことを遠隔で行うことができます。
- AF-ONとの同時押しでフォーカスポイント調整が可能
- パワーズーム、電子ズームの操作が可能
- 細かくピント合わせが可能
- C1(カスタムボタン1)の操作が可能
僕の使用用途ではここまでの多機能さは不要なんですが、プラス/ マイナスボタンを押してのピント合わせは、レンズのフォーカスリングを使うよりも細かい調整がしやすく重宝しています。
SONY RMT-P1BTのデメリット
とても満足度の高い買い物になったと思っているのですが、デメリットも2つ紹介します。
対応機種が少ない
デメリットの1つ目は対応機種が少ないこと。
2019年以降に発売されたモデルでは問題なく使用できますが、それ以前の機種では利用できないので注意。
- α9Ⅱ
- α9
- α7RⅣ
- α7RⅢ
- α7Ⅲ
- α7C
- α6600
- α6400
- α6100
- RX100M7
タカヒロ
僕がサブ機として使っているα7IIは対応機種じゃないので使えませんでした。
カメラ自動オフが起動しない
α7シリーズのカメラは電源をつけたままでも、操作が行われないまま一定時間が経つと電源をoffにしてくれます。
しかし外部機器とBluetooth接続していると、この機能が作動しません。
電源をoffにしないままカバンにカメラを収納して持ち運んでしまうと、無駄にバッテリーを消費してしまうので、注意が必要です。
SONY RMT-P1BT レビューまとめ
ソニーRMT-P1BTは下記のようなことがワイヤレスで行える便利なリモートコマンダーでした。
- シャッター半押しが可能
- バルブ撮影対応
- AF-ONとの同時押しでフォーカスポイント調整が可能
- パワーズーム、電子ズームの操作が可能
- C1(カスタムボタン1)の操作が可能
値段が6,000円台と高めなのがネックではありますが、ケーブルレリーズの取り扱いでストレスを感じることが多い方は、RMT-P1BTを導入することでストレスフリーな撮影環境を手に入れることができると思います。
気になった方は是非お試しください!