展望台から窓ガラス越しに夜景を撮影する際や、水族館で水槽の中を撮影する際に困ることといえば、窓の映り込みですよね。
レンズを窓にぴったりとくっつけたり、着ていた上着をカメラに被せたりして、映り込みの防止を試みたことがある人も多いはず。
でもこれってすごく不便だし、撮影に集中できません…。
先日、忍者レフというアイテムを使ってみたら、とても簡単に映り込みを防げて、撮影が快適になったので、紹介したいと思います!
タップできる目次
忍者レフとは
忍者レフは、よしみカメラが発売する撮影補助アイテム。
ポートレート撮影時のレフ板、夜景撮影時などの映り込み防止アイテムなど様々な用途で利用することができます。
ちなみによしみカメラは、野生動物の撮影と映り込み防止に効果を発揮する忍者レフ カモフラージュや、撮影者の全身を隠してくれるひとつ目クンなどの便利なアイテムも多数取り扱っています。
忍者レフとミニ忍者レフのサイズの違いについて
よしみカメラから発売されている忍者レフには、「忍者レフ」と「忍者レフミニ」の2種類のラインナップがあります。
忍者レフと忍者レフミニは大きさが2倍違います。
利用シーンにもよりますが、初めて映り込み防止の補助アイテムを購入するのであれば、通常サイズの方が汎用的に使えておすすめです。
忍者レフ | 忍者レフミニ | |
---|---|---|
イメージ | ||
収納時 | 22cm | 12cm |
使用時 | 70cm | 35cm |
利用シーン | 展望台や水族館などスペースが広く、大きい窓の映り込みを防ぐ場合に最適 | 飛行機の機内など忍者レフを広げづらく、小さい窓の映り込みを防ぐ場合に最適 | 商品リンク | Amazonで価格を見る | Amazonで価格を見る |
忍者レフとレンズスカートのメリット・デメリット比較
忍者レフと同じように映り込みを防止する機材に「レンズスカート」と呼ばれるアイテムもあります。どちらを購入するか悩む方も多いので、それぞれのメリットデメリットをまとめます。
どちらも使用してみたことがありますが、個人的には忍者レフのほうが扱いやすくておすすめです。
忍者レフ | レンズスカート | |
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イメージ |
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映り込み防止の精度 | 正面なら問題なく防げる レンズを斜めに向けると隙間から光が入り映り込みが発生する 超広角レンズを使ってもケラれない |
正面ならかなりの精度で防げる レンズを斜めに向けるとケラれる(画角にレンズスカートが入ってくる) |
調整のしやすさ | 忍者レフ装着後もフォーカスリングやズームリングを触れて調整しやすい。 窓から離れていても映り込みを防げる |
レンズスカート装着後はズームリング・フォーカスリングを触れることができない 窓から離れていると使用できない |
対応カメラ | 一眼レフカメラ・ミラーレス一眼レフのみ対応 | 一眼レフカメラ・ミラーレス一眼レフだけでなく、コンデジなど口径の小さい機材にも対応 |
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忍者レフレビュー
ここからは詳しく忍者レフを見ていきます。今回紹介するのは通常サイズの忍者レフになります。
まずこちらは専用ケースに収納された状態の忍者レフ。とてもコンパクトです。
カバーから取り出すと、折りたたまれた状態でのレフ板が出てきます。
レフ版には針金が入っており、開くとぱっと広がってくれます。こちらは白面。こちらの面を使えばポートレート撮影時のキャッチライト用レフ板とし活用できます。
そして黒面を使えば、ガラス越しの夜景を撮影するときなどに映り込みを防止し、よりクリアな写真を簡単に撮影することができるようになります。
忍者レフの使い方・たたみ方
早速、広げてカメラに装着してみます。レフ板の中央に空いた穴にレンズを通すだけなのでとても簡単。映り込みを防ぐ際は黒い面が窓側に向くように装着するのが正しい使い方になります。
忍者レフの折りたたみ方、収納方法については下記動画をチェックするとすぐにイメージできます▼
忍者レフで展望台から夜景撮影してみた
ここからは実際に展望台で夜景を撮影してきた様子を紹介。愛知芸術文化会館の展望台からオアシス21とテレビ塔を撮影してみました。
まずは始めに忍者レフを使用せずに撮影した写真。窓にぴたっとレンズをくっつけるとある程度映り込みは防止できるので、あえて少し窓からレンズを離して、斜めに向けて撮影してみました。
写真を見てみると、見事に廊下の灯りなどが映り込み、とても残念な写真になってしまっています。
そして、忍者レフを使った場合はこちら。とてもクリアな写真で、ばっちり映り込みを防げてます! 今までは上着をカメラにかぶせたりして映り込みを防いでいて不便だったので、簡単に悩みが解消されて感動です。
他にもある映り込み防止機材
今回紹介した忍者レフやレンズスカート以外にも映り込み防止機材はいくつか種類があります。その中でも面白いのはシリコン素材の「FOTONEERフード シリコン」というアイテム。
忍者レフのようにレンズに通して映り込み防止機材として使うことができ、レンズフードを裏返すとカメラを雨などの水滴から守りながら撮影することが可能です。
忍者レフを自作する方法
忍者レフは意外と価格が高くいので、少し購入するのをためらうという方は、自作してしまうのも一つの手段です。
忍者レフの作り方を紹介した動画も載せておくので参考にしてみてください。
忍者レフを使用してみた感想
忍者レフは、簡単に映り込みを防止の効果を発揮してくれる便利な商品でした。
今までは映り込みを防ぐのが面倒くさくてガラス越しの夜景は億劫に感じていましたが、これからは楽しんで撮影していきたいと思います。
僕と同じような悩みを持っている方はぜひ試してみてください!