以前にレビューしたキャノンの高級コンデジ「PowerShot G1 X Mark III」を買ってからタイムラプス動画をいくつか撮影してきたので、設定方法や作例をシェアしたいと思います。
「PowerShot G1 X Mark III」だけでなく、「PowerShot G7 X Mark II」や「PowerShot G9 X Mark II」などキャノンの高級コンデジであれば同じ設定方法でタイムラプス動画を撮れるので、ぜひチェックしてみてください!
Contents
タイムラプス動画撮影モードの起動方法
それではさっそく、タイムラプス動画の撮影モードの起動方法からチェックしていきましょう。
まずはダイヤルをビデオカメラマークの「動画撮影モード」に変更。
続いて液晶画面左上にある動画撮影モードの変更ボタンをタップ。
様々な撮影モードの中から「タイムラプス動画」を選択。これでタイムラプス動画撮影モードが起動しました。
タイムラプス動画撮影モードの詳細設定
タイムラプス動画撮影モードを起動したら、さらにいくつか細かい設定をしていきます。まずは液晶画面左下にあるタイムラプス動画モードの詳細設定ボタンをタップ。
ここから撮影シーンに応じて、各種項目を変更していきます。
撮影シーンと撮影間隔・回数の設定
まずは撮影シーンを選択します。撮影パターンは3つあります。
さらに撮影間隔を設定してどれくらいの時間撮影するのか決めていきましょう。
選択した撮影シーンによって調整できる撮影間隔・回数のレンジが異なります▼
撮影シーン | 撮影間隔 | 撮影回数 | 特徴 |
---|---|---|---|
シーン1 | 2秒 ~ 4秒 | 30 ~ 900回 | 歩く人など動きがある被写体を撮影 |
シーン2 | 5秒 ~ 10秒 | 30 ~ 720回 | 雲など変化の遅い被写体を撮影する |
シーン3 | 11秒~ 30秒 | 30 ~ 240回 | ゆっくり変わる風景を撮影する |
露出の設定
続いて露出の設定。作例のように夕方から夜など徐々に暗くなっていくようなシーンを撮る場合は、「撮影ごと」を選択します。
この設定を忘れてしまうと、空が暗くなるにつれて適正な明るさで写真を撮ることができず、時間が進むにつれて映像がどんどん暗くなってしまうので注意しましょう。
それ以外の撮影シーンでは基本的に「固定」で構いません。
レビュー表示の設定について
最後は「レビュー表示」の設定。これはタイムラプス動画の撮影中に液晶画面に残り時間や撮影している画面を表示するかを選択することができます。
レビューを表示するとバッテリーの消費が早くなるので、長時間撮影したい場合や、バッテリーをなるべく減らしたくない方はOFFを選択するとよいです。
タイムラプス動画の作例・撮影サンプル
最後に「PowerShot G1 X Mark III」で撮影したタイムラプス動画を作例として紹介したいと思います。どのように設定しているのかも記載しているので参考にしてみてください!
夕景から夜景にかけてのタイムラプス
名古屋の人気夜景撮影スポット「東山スカイタワー」で夕景から夜景に変化する名古屋の街並みを撮影したタイムラプス。
露出を撮影ごとに設定したことで綺麗に暗くなっていく様子を撮ることができています。
撮影シーン | 撮影間隔 | 撮影回数 | 露出 | 撮影時間 |
---|---|---|---|---|
シーン2 | 10秒 | 390回 | 撮影ごと | 1時間15分 |
「PowerShot」シリーズでタイムラプス動画を撮影する際の注意点
最後に「PowerShot G1 X Mark III」で実際にタイムラプス動画を撮影してみて気づいた注意したいところを3点共有。ここらへんが解消されるとかなり使い勝手上がるのになーと思っています。
- ISO感度、F値、シャッタースピードは自分で調整できない
- 撮影終了後は動画データしか残らない
- FPSは自分で設定できない
まとめ
Canonの高級コンデジ「PowerShot」シリーズでタイムラプス動画を撮る際の設定方法や作例を紹介しました。
通常のカメラであれば専用の機材を使って撮影するタイムラプス動画を簡単に撮ることができる便利な機能なので、ぜひ今回の記事を参考に撮影にチャレンジしてみて下さい!
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