デジカメで夕景タイムラプスを撮影する時の設定とコツを解説してみる

デジカメで夕景タイムラプスを撮影する時の設定とコツを解説してみる

夕日が沈んでいく様子や、夕方から夜へ変化していく街並みを撮影した夕景タイムラプス。

タイムラプス動画の撮影に興味を持った方の中には、このようなシーンを撮ってみたいと思った方も多いのではないでしょうか。

ただし、夕景タイムラプスは様々な撮影シーンの中でもカメラの設定が難しいです。カメラ設定やインターバル撮影の基礎がしっかり理解できていないと綺麗に撮ることができません。

そこで今回は一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラで夕景タイムラプスを綺麗に撮影する方法を解説していきたいと思います!

本記事はタイムラプスの概要をある程度知っている方向けの記事です。基本的なタイムラプス撮影の流れがいまいちわからないという方はまずこちらの記事を読んでみてください▼

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カメラの基本的な設定がいまいちという方はこちらの記事も合わせてチェック

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夕景タイムラプスを撮影する際のカメラの設定

三脚をたてて夕景タイムラプスを撮影している様子

それではさっそく夕景タイムラプス用の微速度撮影をする際の基本的なカメラの設定を解説していきます。

夕景タイムラプスを撮影する際のカメラの設定は下記の通り。

  • 撮影モードは絞り優先(Av)にする
  • 撮影インターバルは8秒から10秒に設定
  • ISO感度は320〜640程度と若干高めに設定

撮影モードを絞り優先にし、ISO感度をやや高めに固定。あとはどんどん露出が変化する中で、適正な明るさで写真を撮れるようにカメラが自動でシャッタースピードを調整してもらいながらインターバル撮影を行います。

下記は夕景タイムラプスの撮影開始時と撮影終了時のシャッタースピードの変化をまとめた図解です。

夕景タイムラプスのカメラ設定を説明した図解

下記のようにあらかじめ設定していた撮影インターバルよりもシャッタースピードが長くなり始めると、徐々に早送りの速度が速くなっていくような違和感のあるタイムラプス動画に仕上がってしまうので、注意が必要です。

夕景タイムラプスのカメラ設定を説明した図解

夕景タイムラプスを綺麗に撮るコツ

カメラの設定について紹介した次は綺麗にとるコツを3つ紹介していきます。

撮影開始は日没20分前を目安に

夕景タイムラプスで太陽が沈んでいく様子を撮影したい場合は、日没の20分ほど前に撮影を開始するのがおすすめです。

夕景タイムラプスは、1日に一度しか撮影できず失敗できないので、撮影開始の1時間ほど前に訪れて、入念に構図やカメラの設定を確認してから撮影に臨みましょう。

空が真っ暗になってからも100枚ほど撮影を続ける

空が真っ暗になってすぐに撮影を終えてしまうと、動画にした際に唐突に映像が終わってしまうような仕上がりになります。

暗くなってから100枚ほど微速度撮影が続けば、3秒ほど余韻を残すことができます。

方角によって空が真っ暗になるまでの時間は違うので注意

夕景タイムラプスを撮る場合は撮影する方角によって空が真っ暗になるまでの時間が異なります。

  • 西・・・太陽が沈む方向なので一番長い
  • 東・・・・太陽が沈む方向と反対なので一番短い
  • 北、南・・・西と東の中間くらい

上記の特徴を意識して、方角によって撮影する枚数を調整していきましょう。慣れないうちは多めに撮影していくのがおすすめです。

タイムラプス動画のちらつきを補正するには

夕景タイムラプスは時間経過と共に徐々に明るさが変化するため、露出を追従する必要があります。

しかし、シャッタースピードやISO感度は1/3EV毎の値でしか変化しないため、完全な露出追従ができず、微速度撮影した写真を動画にすると、ちらつきが発生する場合があります。

ちらつきが発生した際は微速度撮影した写真をタイムラプスムービーに仕上げる際に、動画編集ソフトのフリッカー機能でちらつきを補正します。

こちらはちらつきが発生したタイムラプス動画とちらつきを「Flicker Free」で補正した状態の動画を比較した映像です▼

フリッカー機能を備えた動画編集ソフトやアプリは下記の通りです。

  • After Affect
  • LRTimelapse
  • Panalapse
  • Flicker Free(Premiere Pro、Final Cut Proなどに対応したプラグイン)

Sonyのカメラには露出追従をしてくれる便利なタイムラプスアプリがあるので、ちらつきがほとんど発生しない微速度撮影が可能です。

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夕景タイムラプスの作例

最後に今までに撮影した夕景タイムラプスをいくつかご紹介します。カメラの設定についても記載するので、撮影する際のご参考にしてください。

夕方から夜へ変化する都市を撮影した夕景タイムラプス

1つ目は、恵比寿ガーデンプレイスの展望台から撮影した夕景タイムラプス。夕方から夜へ変化する都市の景色はとても美しいです。

撮影時間約90分
撮影枚数480枚
フレームレート24fps
撮影インターバル10秒
シャッタースピード1/25秒 → 4秒
iso値400
F値9

夕日が沈んでいく様子を撮影した夕景タイムラプス

2つ目は三重県のともやま公園の桐垣展望台から夕日が沈む様子を撮影したタイムラプス動画。夕日が沈む様子を多めに撮りたかったので、日没30分前くらいから撮影を開始。

夕日が沈み切った後にかなり光量が減ると思ったので、ISO値を640に設定し、真っ暗にあった後もシャッタースピードがインターバルを超えないように注意しました。

撮影時間約90分
撮影枚数480枚
フレームレート24fps
撮影インターバル10秒
シャッタースピード1/25秒 → 6秒
iso値640
F値8

夜から朝へと変化する都市を撮影した夜明けタイムラプス

最後は名古屋の向野橋という撮影スポットから撮影した夜明けタイムラプスの作例。撮影の際に考えるべきことは、夕景タイムラプスを撮るときと同じなので、ぜひ早起きして、夜明けタイムラプスにも挑戦してみてください!

撮影時間約60分
撮影枚数384枚
フレームレート24fps
撮影インターバル10秒
シャッタースピード4秒 → 1/25秒
iso値400
F値8

まとめ

一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラで夕景タイムラプスを撮影する方法、動画編集時にちらつきを補正する方法を紹介してきました。

気を付けるべきことが多いですが、うまくいけば感動的な映像を作ることができるので、ぜひ挑戦してみて下さい!

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