デジカメってとても種類が豊富で、どんなものが自分に合っているのかわかりづらいですよね。
家電量販店に足を運んだものの、展示されているカメラの多さに圧倒されて、思わず店を出てしまったという経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。
数あるアイテムの中から自分にあった一台を見つけるには、いくつかの条件でカメラを比較して、徐々に候補を絞り込んでいくことが大事です。
そこで今回はどのように購入するカメラの候補を絞り込んでいけばいいか、3ステップでわかりやすく説明していきます!
「スマホを卒業してもっと写真撮影を楽しみたい!でも自分にあったカメラを選ぶのに迷っている・・・。」そんな方はぜひ参考にしてみてください!
タップできる目次
ステップ①:購入すべきカメラの種類を決めよう
デジタルカメラには大きく分けて3つの種類があります。
- コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)
- 一眼レフカメラ
- ミラーレス一眼カメラ
カメラ購入して多い失敗の1つがせっかく買ったのに全然使っていないという状態に陥ってしまうこと。
それを避けるために、まずは上記3つのカメラの特徴を知り、写真を撮りたい理由と照らし合わせながら、どのタイプを購入するかを決めていきましょう。
それではそれぞれのカメラの特徴とどんな人に向いているのかをみてみましょう。
コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)
ポケットに入ってしまうような小さなボディーが魅力のコンデジ。スマホよりも綺麗な写真を撮ったり、ボケ味のある写真を楽しむことができます。
レンズを持ち歩く必要もないので、身軽に綺麗な写真を撮ることができますが、遠くのものを撮りたい、大きな建物を一枚の写真におさめたいといった様々なシチュエーションに対応しきれないのがデメリット。
最近は安いコンデジならスマホとほとんど画質に差がなくなってきているので、購入するなら「高級コンデジ」と呼ばれるスペックの高いコンデジがおすすめ。
コンデジはこんな方におすすめ▼
- 手軽にスマホ以上の画質の写真を撮りたい
- 旅行先の景色などをサクッ撮影したい
一眼レフカメラ
撮影するシチュエーションによってレンズ交換をし、様々な種類の写真を撮ることができる一眼レフカメラ。
コンデジに比べると携帯性は劣るものの、よりクオリティの高い写真を撮ることができます。さらに操作性にも優れており、シャッターチャンスを逃さないのが魅力です。
一眼レフカメラはこんな方におすすめ▼
- レンズ交換をして様々な写真を撮ってみたい
- 本格的に写真を趣味にしたい
ミラーレス一眼カメラ
一眼レフカメラと同様にレンズ交換が可能。さらに一眼レフカメラよりもコンパクトで携帯性もまずまず。
コンデジと一眼レフカメラの良さをそれぞれ兼ね備えたバランスの良さがミラーレス一眼カメラのウリです。
一眼レフカメラとの違いを簡単にまとめると下記のようになります。
一眼レフカメラ | ミラーレス一眼カメラ | |
---|---|---|
ファインダー | 光学ファインダー | 電子ファインダー |
ボディのサイズ・重さ | 大きくて重い | 小さくて軽い |
ファインダーをのぞいた時の見え方 |
・目の前の景色がそのまま見える ・写真の明るさやホワイトバランスを変更しても、ファインダーを覗いた景色は変わらない |
・目の前の景色が映像で見える ・写真の明るさやホワイトバランスを変更すると、ファインダーを覗いた景色が変化する |
ミラーレス一眼カメラはこんな方におすすめ▼
- 携帯性も考慮しつつ、様々なタイプのレンズを交換しながら写真撮影を楽しみたい方
一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラの違いをもっと詳しく知りたいという方はこちらの記事をチェック▼

ステップ②:イメージセンサーの違いから、さらに候補を絞り込む
ステップ①で購入すべきカメラの種類が決まったら、ステップ②でさらに購入するアイテムを絞り込んでいきましょう。
ここでチェックするのは「イメージセンサー」というカメラのパーツ。イメージセンサーはカメラの心臓部ともいえる大事なパーツで、光を感知して映像を映し出す役割を果たします。
イメージセンサーにはサイズ別にいくつかの種類があるのですが、このサイズによってカメラのおおよその値段、大きさ、写真の画質が決まっていきます。
イメージセンサーはカメラ選びでとても重要な要素なので、もう少し詳しく解説していきます。
イメージセンサーの大きさと種類について
現在デジカメに使われているイメージセンサーは主に4つの種類があります。それぞれのセンサーの名称と特徴は下記のようになります。
- フルサイズ
- 上級者向けの一眼レフカメラ・ミラーレス一眼カメラに搭載されている
- APS-C
- 初心者・中級者向けの一眼レフカメラに搭載されている
- マイクロフォーサーズ
- 初心者・中級者向けのミラーレス一眼カメラに搭載されている
- 1型
- 高級コンデジといわれるハイスペックなコンパクトデジタルカメラに搭載されている
イメージセンサーの大きさを比較してみるとこんなイメージ。一番小さい1/3.2型はiphoneやAndroidなどのスマホに使われているイメージセンサーです。全然大きさが違うのがわかりますよね。
イメージセンサーが大きいことのメリット
イメージセンサーが大きいことのメリットは、一言で「より綺麗な写真が撮れる」ということ。具体的に表現すると下記のようなものがあげられます▼
- 広角に撮りやすい
- ボケ味のある綺麗な写真を撮ることができる
- 夜でもノイズの少ない綺麗な写真が撮れる
イメージセンサーが大きいことのデメリット
メリットだけ聞くと一番サイズが大きい「フルサイズ」のイメージセンサーが魅力的に見えます。しかしサイズいことでのことのデメリットもいくつかあります。
- カメラ本体の値段が高くなる
- カメラのボディが大きくなる・重くなる
- 対応するレンズも高価になる
「カメラのタイプ × イメージセンサーのサイズ」で候補をグルーピング
ステップ①とステップ②の内容をまとめると、「デジカメの種類 × イメージセンサーの大きさ」で、カメラは下記の5つのグループに分けることができます。
- フルサイズの一眼レフカメラ
- フルサイズのミラーレス一眼カメラ
- APS-Cの一眼レフカメラ
- マイクロフォーサーズ/APS-Cのミラーレス一眼カメラ
- 高級コンデジ
そして、5つのグループの特徴を視覚的にまとめると下記のようになります。ざっくりと自分がほしいと思うカメラのグループはどれにあたるか明確にしていきましょう。
ステップ③:細かなスペックを比較して購入するカメラを決定!
ステップ①と②で自分のほしいカメラのグループが明確になったら、だいぶ購入すべきカメラの候補が絞り込まれていきます。
最後は同じグループのデジカメの中から、細かく機能を比較をしていけば、自分に合ったカメラが見つかります。
同じクラスのカメラを比較する際にチェックすべきポイントを5つ紹介します。
メーカーで比較
カメラはメーカーごとに様々な特色や力を入れているジャンルがあるので、比較する際の判断材料として活用することができます。
下記では各タイプのカメラのシェアを紹介し、なぜ人気なのかを解説していきます。
※人気シェアは「BCN AWARD」を参照しています。
デジカメの人気メーカー
コンデジのシェアは豊富なラインナップを揃えているキャノンが高いです。ただし、「高級コンデジ」というジャンルで考えるとソニーとキャノンの2強状態となっています。
1位 | 2位 | 3位 | |
---|---|---|---|
2018 | キヤノン(27.9%) | ニコン(25.5%) | カシオ(17.2%) |
2017 | キヤノン(27.3%) | ニコン(22.1%) | カシオ(19.3%) |
2016 | キヤノン(30.5%) | ニコン(21%) | カシオ(14.8%) |
キャノンの高級コンデジが気になった方はこちらの記事をチェック▼
一眼レフカメラの人気メーカー
一眼レフカメラはキャノンのニコンの2強状態が長年続いています。この2社は交換式レンズのラインナップも豊富なので、一眼レフカメラを購入するならまず検討すべきメーカーです。
1位 | 2位 | 3位 | |
---|---|---|---|
2018 | キヤノン(61.1%) | ニコン(34.4%) | リコーイメージング(4.2%) |
2017 | キヤノン(63.3%) | ニコン(31.6%) | リコーイメージング(4.8%) |
2016 | キヤノン(56.2%) | ニコン(36.7%) | リコーイメージング(6.7%) |
ミラーレス一眼カメラの人気メーカー
ミラーレス一眼カメラはオリンパスがシェア一番を獲得しています。オリンパスは、ミラーレス一眼カメラ一本に絞って商品を展開しており、初心者でも簡単に綺麗な写真を撮ることができるように作られているのが人気の理由です。
ただし、フルサイズのミラーレス一眼カメラを購入したい場合は、SONYのシェアが圧倒的に高いです。
1位 | 2位 | 3位 | |
---|---|---|---|
2018 | オリンパス(27.7%) | キヤノン(21.3%) | ソニー(20.2%) |
2017 | オリンパス(26.8%) | キヤノン(18.5%) | ソニー(17.9%) |
2016 | オリンパス(34.5%) | ソニー(24.8%) | キヤノン(13.6%) |
操作性
次は操作性。実際にカメラを触ってみて下記のようなポイントをチェックしてみると、自分にとって操作しやすいカメラか判断することができます。
- カメラを持った時の持ちやすさ
- ダイヤルの位置、触りやすさ
- 液晶画面を左右上下に動かすことができるか(バリアングル液晶 or チルト液晶)
- タッチパネルで画面を操作できるか
レンズ性能
デジカメの場合はレンズ交換ができないので、備え付けのレンズ性能を比較する必要があります。
一眼レフやミラーレス一眼カメラを購入する場合は、キットレンズの性能を確認しておきましょう。ただし、一眼レフ機はレンズの交換が可能なので、そこまで慎重になる必要もないです。
レンズ性能を見る際は下記2点を比較してみましょう。
- F値
- 基本的にはF1.8 or F2.8など数字が低いが低いほうが様々なシーンで柔軟に撮影が可能になります。
- ズーム域
- ズーム域は文字通りどれくらいカメラをズームできるかという指標になります。24mm ~ 70mm or 24mm ~100mmなどの場合が多いですが、後者のほうが遠くのものにもよりズームして撮影が可能です。
Wi-Fi通信可能か
PCを持っていない場合は撮影した写真をそのままWi-Fi機能でお手持ちのスマートフォンに送れる機種を選んでおくと、簡単にSNSに投稿したり、友達にシェアできるので便利です。
PCに撮影たデータを取り込んで現像を楽しみたい方は特に必要はありません。
動画性能
最近のカメラは写真だけでなく、動画にも力をいれています。4K動画を撮影したいなのどニーズがある場合は、動画機能のスペックも比較しておくとよいでしょう。
まとめ
デジカメを初めて購入する方に向けて、選ぶ際のポイントを解説してきました。
カメラを選ぶ際に何を意識してチェックしなければいけないのか、大枠を理解することができたのではないでしょうか。
今回の記事の内容をもとに自分にあったカメラ選び、購入して下さい!
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