Apple製品との連携、健康管理など様々な用途で活躍するのが魅力のApple Watch。
2016年に初代モデルが発売されてから毎年新たなモデルが発売されています。
そんなApple Watch、複数のモデルが併売されているので、いざ購入しようと思うとこんな疑問を感じる方も多いはず。
- Apple Watchの各シリーズの違いがイマイチわからない
- 一番コスパが高いモデルはどれ?
- 型落ちモデルのApple Watchを買うのはアリ?
タカヒロ
Apple Watchは選択肢が多いので、何をどのように選べばいいか悩みますよね…。
そこで本記事ではApple Watchを選ぶ際のポイントをイチから丁寧に解説していきます。
この記事を読んだ後には自分にピッタリあったApple Watchを選ぶことができると思うので、是非チェックして行ってください!
Apple Watchの比較すべき項目
2023年現在のAppleストアで販売されているApple WatchはApple Watch Ultra、シリーズ8、SE(第1世代)の3つです。
さらに型落ちモデルとなったシリーズ7やSE(第1世代)も含めて主なスペックを比較すると、以下のようになります。
どのモデルもアクティビティ計測や睡眠の質確認などコアな機能は使うことが可能。
健康管理をどれくらい細かくやりたいか、日々の運用をどれくらい便利にしたいかで松・竹・梅のラインナップがある状態です。
タカヒロ
ここからは各項目の詳細を解説していきます!
GPS・セルラーモデル
Apple WatchにはGPSとセルラーモデルの2種類があります。両者の違いは以下のとおりです。
- iPhoneがないとやれることが限定的
- 月額のランニングコストが発生しない
- 使用素材の選択肢がアルミニウムのみ
- iPhoneがなくてもできることが豊富
- 月額のランニングコストが発生する
- 使用素材の選択肢が複数ある
アルミニウム/ステンレス/チタン
GPS、セルラーモデルの対応状況は以下のようになっており、セルラーモデルがほしい方はSEシリーズが購入候補から外れることになります。
GPS | セルラー | |
---|---|---|
Ultra | ✕ | ◯ |
シリーズ8、7 | ◯ | ◯ |
SE2、1 | ✕ | ✕ |
さらに細かくはGPSとセルラーモデルの違いが知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください▼

ディスプレイ常時点灯
Apple Watch 5から登場したRetinaディスプレイ常時点灯機能。
時計を見ていない間も画面に文字盤が表示されるようになることで、下記のようなメリット・デメリットがあります。
- ファッションの一部として機能する
- 腕を持ち上げないでも画面を確認できる
- 時計を見たときのエフェクトが心地よい
- 電池持ちが下がる(常時点灯OFFのほうが約1.5倍長持ち)
よりApple Watchをファッションの一部として楽しみたい方は常時点灯ディスプレイありのモデルがおすすめです。

サイズ・ディスプレイ領域
Apple Watchはシリーズごとにデバイスのサイズが異なります。
またApple Watch 7・8・Ultraは従来モデルよりもディスプレイ領域が広いのが特徴。
見た目がスタイリッシュなだけでなく、Apple Watchでの日本語入力もより快適に行うことができるメリットがあります。
- Ultra:49mm
- シリーズ7・8:45mm or 41mm
- シリーズ6、5、4、SE1・SE2:44mm or 40mm
充電速度
Apple Watchの充電時間はUltraが36時間、その他モデル18時間となっています。
その上で充電完了までの時間が毎年徐々にアップデートされています。各モデルの充電時間をまとめると以下のようになります。
- Ultra:1.5時間(100%)/1時間(80%)
- シリーズ7・8・:75分(100%)/45分間(80%)
- シリーズ6:1.5時間(100%)/1時間(80%)
- シリーズ5 & 4 & SE:2.5時間(100%)/1.5時間(80%)
- シリーズ3:2時間(100%)/1.5時間(80%)
そこまで大きな差ではありませんが、Apple Watchは基本的に毎日充電する必要があるので、スピードは早いに越したことはありません。
予算に余裕があるなら急速充電対応のモデルをおすすめします。
血中酸素濃度測定
シリーズ6以降のApple Watchに搭載されている血中酸素濃度測定。
名前の通り、血中に取り込まれている酸素のレベルを計測できる機能で、この数字が高いほど、血液の流れが上手く行われていると判断できる。
新型コロナウィルスの重症化の目安にもなると注目されている機能ではありますが、日常利用することはあまりなさそう。

電気心拍センサー
シリーズ5以降のApple Watchに搭載されている電気心拍センサー。
心拍数を記録し、数値に異常があると通知してお知らせしてくれる機能で、緊急時に医師の診断をサポートする健康記録としても活用することができます。
血中酸素濃度測定度と同じように日常利用することは少なく、お守りような存在の機能になってくるかなと思います。

衝突事故検出
車が激しく衝突したことを検知すると、緊急通報サービスにつなげてくれる機能。
デバイスに内蔵されている高重力加速度センサー、気圧センサーやマイクなどを駆使し、正面衝突、側面衝突、追突、横転の4種類を測定してくれるそう。
転倒検出機能と同様にお守りのような要素の強い機能です。
皮膚温測定
Apple Watch 8以降で搭載されている皮膚温測定センサーが新たに内蔵されました。
夜間にApple Watchを装着したまま睡眠をとると、皮膚温を計測が行われる仕様で、5日間連続でデータを貯めるとiPhoneの「ヘルスケア」アプリから皮膚温の変遷を確認できるようになります。
皮膚温の計測データを周期記録のアルゴリズムに反映させることで、より正確に月経周期を把握したり、過去の排卵日を推定して家族計画に役立てることができます。
こ主に女性の健康に主眼を置いた機能になります。
日本語入力
WatchOS 9でApple Watchは日本語入力(QWERTYキーボード)が可能になりました。
これによって今までは定型文しか送れなかったLINEの返事なども自由に入力することが可能に。
ただしこちらの機能はベゼルレスディスプレイを採用しているApple Watch Ultra、シリーズ8、7に限定された機能となります。
【2023年】おすすめのApple Watch
Apple Watchを選ぶ際に比較すべき項目7個を解説してきました。
これらを踏まえて、どのApple Watchがコスパが高くておすすめなのか、それぞれのモデルがどんな方におすすめなのかを詳しく紹介していきます。
Apple Watch SE(おすすめ度:★★★★★)
Apple Watch SE(第2世代)の発売で型落ちモデルとなったSE(第1世代)。
改良が加えられたのは下記の2点となっており、その他機能は全く同じです。
- チップがS5→S8に変更(処理速度が20%高速化)
- 事故衝突検出機能を搭載
Apple Watchで重い処理をする機会は少ないので、チップ性能が上がった恩恵を感じるシーンは少ないと思います。
事故衝突検出機能も万が一に備えて採用する価値はありですが、実用性を感じる機能ではありません。
型落ちモデルのApple Watch(第1世代)はこれからセール価格で売られたり、中古の在庫も豊富になってくるはず。
値段重視の方にはApple Watch SE(第1世代)のほうが満足度が高いと思うので★5つをつけました。
発売日 | 2021年9月 |
---|---|
ケース素材 | アルミニウム |
チップ | S8 SiP |
タイプ | GPSのみ |
サイズ | 40m or 44mm |
ディスプレイ常時表示 | ✕ |
急速充電 | ✕ |
血中酸素濃度測定 | ◯ |
心電図 | ✕ |
事故衝突検出 | ◯ |
皮膚温センサー | ✕ |
日本語入力 | ✕ |
- GPSモデルのApple Watchが欲しい方
- 常時表示Retinaディスプレイは不要という方
- 自己衝突検出機能は不要という方
- ワークアウトや睡眠の質計測などのが使えれば十分という方
- なるべく安くApple Watchが欲しい方
Apple Watch 7(おすすめ度:★★★★)
Apple Watch 6以前のモデルから下記のような多くの変化があったApple Watch 7。
- 急速充電に対応
- 画面サイズ&ディスプレイ領域アップ
- 前面ガラスが50%厚くなり耐久性アップ
- シリーズで初めて防塵に対応
常時点灯ディスプレイや心電図、血中酸素濃度などApple Watch SE(第2世代)にもない機能も充実しています。
型落ち品となり、これからAmazonなどでセール価格で販売されるのも期待できます。
また、中古ECサイトの在庫も豊富になってくると思うので、中古で購入するApple Watchとしても狙い目です。
Apple Watch 8はハードウェアの進化が少なかったので、シリーズ7へ買い替えたほうがコスパが高いと思い、おすすめ度5をつけさせてもらいました。
発売日 | 2021年10月 |
---|---|
ケース素材 | アルミニウム/ステンレススチール |
チップ | S6 |
タイプ | セルラー/GPS |
サイズ | 41mm or 45mm |
ディスプレイ常時表示 | ◯ |
急速充電 | ◯ |
血中酸素濃度測定 | ◯ |
心電図 | ◯ |
事故衝突検出 | ✕ |
皮膚温センサー | ✕ |
日本語入力 | ◯ |
- 常時点灯ディスプレイのアップルウォッチが欲しい方
- ディスプレイ領域の広いApple Watchが欲しい方
- Apple Watchでしっかり健康管理をしたい方
- 価格と質のバランスをとってアップルウォッチを選びたい方
- セルラーモデルのApple Watchが欲しい方

Apple Watch SE 2(おすすめ度:★★★)
2022年9月に発売が開始されたApple Watch SE(第2世代)。
常時表示Retinaディスプレイや健康管理系機能は一部ありませんが、非常に安価な価格で購入できるのが魅力のモデルです。
ただし、Apple Watch SE(第一世代)からのアップデートが下記2点のみとなっているのがネックとなり、★3つとさせていただきました。
- チップがS5→S8に変更(処理速度が20%高速化)
- 事故衝突検出機能を搭載
発売日 | 2022年9月 |
---|---|
ケース素材 | アルミニウム |
チップ | S8 SiP |
タイプ | GPSのみ |
サイズ | 40m or 44mm |
ディスプレイ常時表示 | ✕ |
急速充電 | ✕ |
血中酸素濃度測定 | ◯ |
心電図 | ✕ |
事故衝突検出 | ◯ |
皮膚温センサー | ✕ |
日本語入力 | ✕ |
- GPSモデルのApple Watchが欲しい方
- 常時表示Retinaディスプレイは不要という方
- 自己検出機能が欲しい方
- ワークアウトや睡眠の質計測などのが使えれば十分という方
- なるべく安くApple Watchが欲しい方
Apple Watch 8(おすすめ度:★★★)
2022年9月に発売されたスタンダードモデルのApple Watch 8。
前シリーズからハードウェア的に進化があったのは下記2点のみなっており、購入するメリットが少し薄いです。
- 事故衝突検出機能を搭載
- 皮膚温センサーを搭載
型落ちモデルとなったApple Watch 7は値段も下がってくるはず。
常時点灯ディスプレイやベゼルレスディスプレイのモデルがほしいという方はApple Watch 7を買ったほうがコスパの高い買い物ができると思うので、おすすめ度を下げました。
- 皮膚温センサーを使ってより正確に月経周期を把握したい方
- 運転する頻度が多く万が一に備えたい方
- とにかく最新のApple Watchを購入したい方
- セルラーモデルのApple Watchが欲しい方
発売日 | 2022年9月 |
---|---|
ケース素材 | アルミニウム/ステンレススチール |
チップ | S8 |
タイプ | セルラー/GPS |
サイズ | 41mm or 45mm |
ディスプレイ常時表示 | ◯ |
急速充電 | ◯ |
血中酸素濃度測定 | ◯ |
心電図 | ◯ |
事故衝突検出 | ◯ |
皮膚温センサー | ◯ |
日本語入力 | ◯ |

Apple Watch Ultra(おすすめ度:★★)
登山やダイバーなど過酷な状況下で使用することを想定して作られているApple Watch Ultra。
同時期に発売されたApple Watch 8の機能は全て備えた上で下記のような付加価値がついているのが魅力のデバイスです。
- 49mmの大画面
- 頑丈なチタニウム製
- 完全防水で水深100mの耐水機能
- 水深計・水温センサーを搭載
- バッテリー駆動時間は36時間(他モデルの2倍)
- 画面の明るさは最大2000ニト(他モデルの2倍)
おすすめ度を最下位にしたのは、普段遣い以外のシーンを想定して作られており、値段も12万超えとかなり高く、この記事の読者層とは離れていると思ったため。
アウトドア向けのタフなスマートウォッチとしては非常に魅力があるデバイスです!
- 登山やダイビングなど過酷な環境下でApple Watchを使用したい方
発売日 | 2022年9月 |
---|---|
ケース素材 | チタニウム |
チップ | S8 |
タイプ | セルラーのみ |
サイズ | 49mm |
ディスプレイ常時表示 | ◯ |
急速充電 | ◯ |
血中酸素濃度測定 | ◯ |
心電図 | ◯ |
事故衝突検出 | ◯ |
皮膚温センサー | ◯ |
日本語入力 | ◯ |
Apple Watchを買う際によくある質問
最後にApple Watchの購入を検討する際に多くの人が思い浮かぶであろう疑問を「よくある質問」としてまとめました。
常時表示ディスプレイ付きのApple Watchはどんな方におすすめ?
Apple Watchをファッションの一部として楽しみたい方におすすめです。
GPSとセルラーモデルはどう違う?
Apple Watch単体でできることの幅が違いますが、多くの方がGPSモデルで満足できると思います。
Apple Watchと格安スマートウォッチにはどんな違いがある?
低価格スマートウォッチは健康管理面の機能は優れているが、やれることが限定的です。健康管理+αの機能を求めるならApple Watchがおすすめです。
Apple WatchはiPhoneがないと使用できない?
Apple WatchはiPhoneとのペアリングが必須です。
Apple Watchを安く買うならどこがおすすめ?
Amazonでの購入がおすすめです。公式サイトとは値段が一緒ですが、購入時にポイントが付与されるため、お得に購入することが出来ます。
Apple Watchを安く買う方法
Apple WatchはApple公式ストアで普通に購入すると値引きやポイントの付与といった特典がありません。
そこそこ大きな買い物なのに、何も還元されないのはちょっと損な気持ちにもなりますよね…。
下記のような方法を試すポイント還元をうけることができ、実質購入金額を下げることが可能です。
販売店 | ポイント還元 | お得なポイント | Amazon | 1%〜7.5% | ギフト券チャージで還元率UP Amazonセールでお得に購入できる ★セール時以外も還元率が高い |
---|---|---|
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より詳しい情報は下記の記事で紹介しているので、少しでも安くApple Watchを買いたいという方は是非チェックしてみてください!

Apple Watchがあればできること
Apple Watchはスマートウォッチの中でも高価なデバイスです。購入を検討している方の中には、下記のようなことを思う方も多いのではないでしょうか。
- Apple Watchがあるとどんなことができるんだろう?
- もっと安い価格で売られているスマートウォッチでも十分なんじゃないの?
- Oura Ringなどのデバイスもあり?
本ブログでは上記のような疑問を解消できる記事を執筆しているので、ぜひチェックしてみてください▼




Apple Watchのおすすめ周辺機器
Apple Watchは身につけるシーンやその日の気分でベルトやケースを交換することができるのも魅力の一つです。
また、日々快適に利用するためには充電しやすい環境を作るのも必須。
下記の記事では、Apple Watchを購入したら合わせて揃えたい周辺機器(保護フィルム/充電器/バンド/ケース)を紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

【2023年】Apple Watchの選び方&おすすめモデル まとめ
これから初めてApple Watchを購入するという方に向けて、アップルウォッチを選ぶ際にみるべきポイントを解説した上で、おすすめのモデルを紹介してきました。
Apple Watchは様々な選択肢があって一つを選ぶのが悩ましいですが、僕のイチオシはApple Watch SE第1世代です。
- 3万円台で購入可能とそこそこ安価
- 搭載されているスペックもそこそこ高機能
- セルラーモデルは実際あまり活用シーンがないのでGPSで十分
もし常時点灯ディスプレイやベゼルレスの画面が魅力に感じる場合はシリーズ7がおすすめ。
型落ちモデルになったので、これからセールで売り出されたり、中古の在庫も値下がりしていく可能性が高いからです。
この記事があなたのApple Watch選びの参考になれば幸いです。それでは、よいApple Watchライフを。