【保存版】タイムラプス動画の作り方・撮影方法まとめ

【保存版】タイムラプス動画の作り方・撮影方法まとめ

iphoneやAndoroidのスマートフォン、goproなどのアクションカメラで手軽に撮ることができるようになり、身近な撮影技法となったタイムラプス。しかし、上記のようなデバイスだと簡単に動画が作れるものの、細かい設定ができず、思うような映像を作れないことがあります。

そこで今回は、タイムラプスとはどんな映像なのかいくつか作例を交えて紹介し、一眼レフカメラを用いた本格的なタイムラプス動画の作り方を解説していきたいと思います。

必要な機材、撮影時のカメラの設定、映像編集の方法といった一連の流れを説明するので、本記事を読んだ後にはしっかり作り方のイメージができるようになるはずです。

どのメーカーの一眼レフカメラでも共通して使える方法を紹介していくので、是非チェックしてみてください!


タイムラプス(timelapse)とは

タイムラプスとは一定の間隔で撮影された写真をつなぎ合わせて作られたコマ送り動画のことをさします。(パラパラ漫画のようなイメージ)

時間操作と呼ばれる映像技法のひとつで、単に撮影した動画を早送りするだけでは表現できない面白い映像を作ることができるのが特徴です。「インターバル撮影動画」、「微速度撮影動画」とも呼ばれます。

上記の動画は夕景から夜景に移り変わるマジックアワーのレインボーブリッジをタイムラプス動画。太陽が沈み、徐々に明かりが灯っていく街並みはタイムラプス動画にすると、とても美しく感動的な映像に仕上がります。

タイムラプスの面白い撮り方・活用シーン

タイムラプス動画は被写体の時間経過を面白く記録することができる映像技法です。

当サイトで紹介してきたタイムラプス動画の作例をいくつか紹介していくので、どんな映像を撮ることができるのかチェックしていきましょう。

渋谷スクランブル交差点で撮影したタイムラプス動画。人や車が行き交う様子など、規則的に変化する被写体はタイムラプス動画との相性が良いです。

観覧車をタイムラプス動画にした作例。ゆっくり変化する被写体はタイムラプス動画にすると不思議な映像に仕上がります。

星の軌跡が変化していく様子を撮影した星空タイムラプス動画。星の日周運動を比較明合成できるソフトを用いてタイムラプス動画にすると、肉眼ではみえないオリジナリティあふれる映像を作ることができます。

一眼レフカメラユーザー向け!タイムラプス動画作成の手順

それではここからは一眼レフカメラを用いてタイムラプス映像を作成する方法を紹介していきます。主なステップは下記の5つです。

  1. 微速度撮影に必要な機材を準備
  2. タイムラプス用にカメラの設定を変更
  3. インターバル撮影実施
  4. 写真のレタッチ&現像
  5. タイムラプス動画の編集

iphoneでタイムラプスを撮る方法はこちらの記事をチェック▼

iphoneでタイムラプス動画を撮ろう!使い方と撮影のコツまとめ

2018.06.03

GoProでタイムラプスを撮る方法はこちらの記事をチェック▼

【GoPro入門】タイムラプスの使い方まとめ!作例・設定例も紹介

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微速度撮影に必要な機材を準備

タイムラプス動画作成に必要な機材の写真

タイムラプス動画用の写真を撮る際はいくつか必要な機材を揃える必要があります。必ず用意しなければいけない機材・撮影シーンに応じて用意したい機材があるので、それぞれチェックしていきましょう。

微速度撮影に必須の機材

三脚
綺麗なタイムラプス動画を作るにはしっかりカメラを固定して、定点撮影することが大事です。多少の風ではカメラがぶれないような脚が太い三脚を用意しましょう。
タイマーレリーズ
お手持ちのカメラにインターバル撮影機能がない場合、外付けのタイマーレリーズを用意しましょう。

撮影シーン・被写体に応じて用意したい機材

NDフイルター
日中にシャッタースピードを落として、被写体を撮りたいときに利用します。
映り込み防止機材(忍者レフ、レンズスカートなど)
展望台で夕景から夜景に変わる街並みを撮るときなどに、窓ガラスの映り込みを防ぐために利用します。
バッテリーグリップ
一日かけて微速度撮影するときなどにバッテリー切れを防ぐために利用します。
夜露防止ヒーター
山などから星空タイムラプスを撮る場合、気温がどんどん下がってレンズが曇ってしまうことがあります。それを防ぐために利用します。
ジーニー(モーションコントローラー)
タイムラプスにパンニングを加えるために必要な機材。より面白いタイムラプス映像を作りたい上級者向けの機材です。

今回紹介した機材の詳細は下記記事でまとめているので、不明点がある方はチェックして見てください▼

タイムラプス動画の撮影に必要な機材リストまとめ

2018.05.03

タイムラプス用にカメラの設定を変更

タイムラプス動画を撮影している様子

機材を揃えたら、微速度撮影に向けてカメラの設定を変更していきましょう。

画像保存はRAW形式にしておく

画像の保存形式はRAWかjpegの2種類選ぶことができますが、おすすめはRAWです。撮影後の編集作業でよりクオリティの高い画像に仕上げることができるからです。

ただし、lightroom、photoShopなどRAWデータの現像ソフトがない場合は、保存形式はjpegで構いません。

WB(ホワイトバランス)はマニュアルにしておく

画像保存の形式でjpegにする場合は、必ずWB(ホワイトバランス)をオート以外に設定しておきましょう。
ホワイトバランスをオートにしておくと、撮影の途中にカメラが勝手に設定してしまい、動画にばらつきがでてしまいます。

手ぶれ補正はオフにする

長時間に渡ってインターバル撮影をおこなおと電池の消耗が激しいです。三脚を立てて撮影するため、手ブレが起きる心配もないので、手ぶれ補正はオフにしましょう。

ノイズリダクションをオフにする

夜景タイムラプスや星空タイムラプス作成のため長時間露光して写真を撮る場合、ノイズリダクションをオンにしていると、シャッターをきったあとにノイズを減らす機能が働いてしまいます。

そうすると撮影インターバル通りにシャッターを切ることができなくなってしまうので、ノイズリダクションはオフにしておきましょう。

インターバル撮影を実施

タイムラプス撮影時の撮影間隔と」シャッタースピードのイメージ

タイムラプス撮影時の撮影間隔とシャッタースピードのイメージ

カメラの設定をタイムラプス用に変更したら、下記の4点を決めていきます。これらは撮影シーンに応じてどこから優先して決めていくかが異なってきます。

  • タイムラプス動画の再生時間
  • 撮影時間
  • 撮影インターバル
  • 撮影枚数
  • シャッタースピード

下記のタイムラプス用計算機を利用すると効率よく微速度撮影の設定を計算することができます。

タイムラプス用計算機

撮影間隔(最大値は60秒)

撮影枚数(最大値は999枚)

フレームレート


タイムラプス用計算機の使い方や計算する際に重要なキーワード(撮影間隔、撮影枚数、フレームレート)の説明はこちらの記事で詳しく紹介しています▼

タイムラプス用計算機の使い方と撮影間隔、撮影枚数、フレームレートの解説

2018.05.09

ここからは撮影シーン別にどのように設定しているのかをみていきましょう!撮影間隔やシャッタースピードの目安などご参考にしてみて下さい。

昼間の撮影方法・設定例

こちらは昼間に車が行き交う様子を撮影したタイムラプス動画です。作例として簡単に撮りたかったので、動画再生時間短めに設定することを軸に各種数値を決定しました。

動画再生時間4秒
撮影時間3.2分
撮影枚数96枚
フレームレート24fps
撮影インターバル2秒
シャッタースピード1/1250
iso値800
F値5.6
撮影モードマニュアル

夕景〜夜景の撮影方法・設定例

夕景〜夜景のタイムラプス動画。日没から空が暗くなりきるまではだいたい1時間ほどかかるので、撮影時間を60分に設定することと、最終的に15秒程度の尺の動画することを軸に各種数値を設定。

夕景から夜景など露出が大きく変化していく時間帯に微速度撮影を行う際は、シャッタースピードが変化していくことに気を配らなければいけません。空が真っ暗になったときも時にもインターバル時間よりもシャッタースピードが上回らないように余裕をもってISO値、F値を設定しましょう。

動画再生時間15秒
撮影時間60分
撮影枚数360枚
フレームレート24fps
撮影インターバル10秒
シャッタースピード1/25秒 → 4秒
iso値400
F値8
撮影モードAVモード

ソニーのミラーレス一眼カメラを持っている方は簡単に夕景から夜景のタイムラプスを撮れるアプリ「playmemories」があるので下記をチェック▼

ソニーのタイムラプスアプリの使い方&インストール方法まとめ

2017.12.30

夜景の撮影方法・設定例

最後は観覧車を被写体にした夜景のタイムラプス動画。撮影間隔を空けすぎると観覧車がすごく早く回っているように見えてしまうため、インターバルを1秒に設定することと、画の再生時間は7秒程度と短尺にすることを軸に各種数値を計算しました。

動画再生時間7秒
撮影時間2.8分
撮影枚数168
フレームレート24fps
撮影インターバル1秒
シャッタースピード0.8秒
iso値250
F値11
撮影モードマニュアルモード

写真のレタッチ&現像

現地での撮影が終わったら、画像をレタッチして現像をおこなっていきます。
※jpegデータで撮影を行った方はこの工程は飛ばしても構いません。

lightroomでレタッチ

lightroomで写真編集を行っている様子

Rawデータのレタッチ&現像にはAdobeのlightroomがおすすめ

レンズ補正やシャープなど、明度、彩度などのを1枚目の写真でおこない、その設定をその他の写真すべてに同期させて効率よくレタッチを行います。一度に大量の枚数の画像を書き出すので、現像には少し時間がかかるので気長に待ちましょう。

タイムラプス動画の編集

panalapseでタイムラプス動画の編集を行っている様子

jpegに画像を書き出したら、いよいよ映像として見れるように仕上げていきます。インターバル撮影した写真をタイムラプス動画に仕上げる編集ソフトの種類は様々ですが、本記事では2パターンの編集方法を紹介します。

panalaps + PowerDirector + の場合

1つ目はpanalapsというタイムラプス動画専用のソフトとPowerDirectorという動画編集ソフトを使う方法。工程が面倒くさいですが、編集ソフトの費用が安くむのが大きな特徴

panalaps
タイムラプス動画政策専用のフリーソフト。BGMやテキストを加える必要がなければ、panalapseで写真をつなぎ合わせて動画にすれば編集完了です。疑似的にパンニングやズームを設定することが可能なのが便利なソフトです。
ただし無料のトライアル版は1280pxまでしか対応しておらず、youtubeにアップロードするとかなり画像が荒く見える。最終的にyoutubeなど動画サイトにアップロードしたい場合は、Pro版(1万円程度)を購入する必要があります。
PowerDirector
panalapseで制作した動画にさらにテキストやBGMの追加をおこないたい場合はさらに動画編集ソフト「PowerDirector」で手を加えていきます。

Adobe Premiere Proの場合

Adobe Premiere
上記の2つの工程をまとめてまかなうことができるAdobeのソフト。月1240円のクラウド版もあります。

LightroomとAdobe Premiere Proを使ったタイムラプス動画の編集手順は下記で詳しくまとめています▼

タイムラプス動画の編集方法まとめ

2018.09.30

タイムラプス動画の作り方・撮影方法まとめ

タイムラプス動画作成の手順をまとめました。設定すべき項目や、注意しなければいけない点がたくさんあり、ちょっと複雑に感じたかもしれません。

ただ実際に今回紹介した工程で動画を作成してみれば、やり方を把握することができると思いますので、ぜひタイムラプス動画の作成に挑戦してみてください。