僕はガジェットが大好きで、趣味を実益をかねて購入した商品のレビュー記事を執筆しているのですが、そんな中で下記のような悩みを持っていました。
タカヒロ
商品の情報を頑張ってまとめた結果、SEOで上位表示ができて多くの人に読んではもらっているけど、あまりクリックされないし、買ってもらえないなー。
そこで、この状況改善するために、いくつかの本や読んでみたところ、エモーショナルライティングという文章の書き方を知りました。
これがなかなか面白い文章テクニックで、学んだ情報をもとに試しにAmazonベーシックモニターアームの商品レビュー記事をリライトしてみたんです。
その結果、下記のようにリライト直後からクリック数がどんどん増加していきました。
リライトを加えた前後一ヶ月の違いをもう少し詳しく比較するとこんな感じ。
リライト前1ヶ月 | リライト後1ヶ月 | |
---|---|---|
UU | 643 | 1480 |
クリック数 | 110 | 334 |
クリック率 | 17.11% | 22.57% |
滞在時間 | 4:40 | 5:20 |
直帰率 | 75% | 71% |
結構大きな差がありますよね。
タイトルにある通り、クリック率は130%も改善していますし、滞在時間や直帰率も同様に良くなりました。
リライトといってもリード文を全面的に見直して、それに馴染むように本文を少し調整しただけです。
他の記事でも同様に大きな改善があったページが複数あり、とても手応えを感じています。
ということで本記事では下記を紹介します!
- エモーションライティングとは?
- リライト前後のリード文比較
- エモーショナルなリード文を書くでのポイント
タカヒロ
ブログで商品レビューをしている方はこの考え方が身につくと、商品が売れやすくなります。是非チェックしてみてください!
タップできる目次
エモーショナルライティングとは?
ライティングには2つの技法があります。
- ロジカルライティング
- エモーショナルライティング
ロジカルライティングは結論ファーストで、わかりやすく情報を伝えることを目的に使われる技法です。
それに対して、エモーショナルライティングは、抱えている悩みや疑問について語り、起承転結の順番を話題を展開していく技法です。
商品・サービスの購入など読み手に何らかの行動をしてもらうことを目的とした文章としてよく用いられます。
メンタリストdaigoさんが書かれた「人を操る禁断の文章術では下記のように書かれています
綺麗な文章では人は動かせない
読み手の感情と想像力を刺激しよう
人を動かすのは、論理ではなく感情
このエモーショナルライティングという考え方を知り、自分がこれまで書いてきた文章を読み返したときに、ハッとしました。
自分の文章には読者の感情や創造力を刺激する文が全然ないし、ここを改善できたらもっとクリックしてもらいやすくなるのでは?と。
そこでこの考え方をもと過去記事のリライトに着手してみました。
リライト前後のリード文比較
それでは上記で紹介したエモーショナルライティングの考え方を活かしてどんな風に文章を修正したか紹介してきます!
リライトの事例として紹介するのは冒頭でも紹介した通り、下記のモニターアームのレビュー記事になります。
リライト前のリード文
まずはリライトを実施する前のリード文をお読みください。
ブログ執筆、写真現像、動画作成などで一日の多くの時間を過ごしているPCデスク。
作業効率を上げてくれそうなアイテムがあれば積極的に導入し、無駄なものはなるべくなくすことを日々意識して生活しています。
そんな中で最近、PCモニターの台座のせいで作業スペースが窮屈になっていることに不満を感じていたので、Amazonベーシック製のモニターアームを購入してみました。
数ある製品の中から本製品を選んだのはモニターアームの王様「エルゴトロン」のOEM商品で、同じ製品なのに値段が2,000円ほど安かったため。
とても使いやすくてコスパに優れたPCデスク周りのおすすめ便利グッズだったので、紹介したいと思います!
タカヒロ
当たり障りがなく、しっかり読み込もうという気持ちになりづらい文章ですね。改めて見返してみるとひどい。。笑
リライト後のリード文
エモーショナルライティングの考え方を取り入れて書いてみたリード文はこちら。
僕のパソコンデスクは奥行が45cmしかなくて、ディスプレイのモニター台とキーボードを置くと、もう手元には自由にモノを置けるスペースがほとんど残らない状態でした。
さらにキーボードと手の間の距離も近く、タイピングしているときの姿勢が少し窮屈。
タカヒロ
作業ができないほどの悩みじゃないけど、PCモニター台が邪魔だなー。でも机を買い替えるのは大げさだし。
こんなことを思いながら日々デスクで作業をしていました。
そこでもう少し手軽に問題を解決するためにAmazonベーシック製モニターアームを購入してみたんです。
結果はもう大満足。
手元のスペースに余裕ができて、のびのびと作業ができるようなったし、他にも様々なメリットを感じることができたからです。
ということで、本記事では僕と同じよう机の狭さに悩むデスクワーカーに向けて、下記のような内容をまとめてみました。
- 数あるモニターアームの中からAmazonベーシックのアイテムを選んだ理由
- Amazonベーシック製モニターアームの組み立て方
- モニターアームを導入した後に感じたメリット
ぜひこの記事を参考に机の狭さを解消し、広々としたデスク環境を構築してみてください!
タカヒロ
どうでしょうか?
現状のデスクへの不満がリライト前よりもリアルに感じられるようになったし、読み進めてみようという気持ちになっていただけたのではないかと思います。エモーショナルなリード文を書く上でのポイント
それではここからはリライトをする時にどんなことを意識していったのかを紹介していきます。
リード文を書く上でのポイントは下記の3つなのですが、悩んでいる状況からそれが解消されるまでの物語をしっかり伝えることがとにかく大事です。
- 悩んでいる状況を具体的に書く
- 悩んでいる心情を具体的に書く
- 改善されたときの心の喜びを書く
1つずつ解説していきます!
商品購入前に悩んでいた状況を具体的に書く
1つ目のポイントは、どんな困った状況に陥ってしまっているかを具体的に書くこと。
今回の例で言うと「机の奥行きが45cmしかないからモニタースタンドがあると作業が窮屈になる」といった内容がそれにあたります。
具体的な状況の説明から入るとより内容がリアルに感じられて読者の想像力をかきたてることができるようになります。
悩んでいる心情を具体的に書く
2つ目のポイントは悩んでいる心の中の思いを具体的に書き、共感を得てもらうこと。今回の例で言うと下記がそれにあたります。
タカヒロ
作業ができないほどの悩みじゃないけど、PCモニター台が邪魔だなー。でも机を買い替えるのは大げさだし。
困った顔のイラスト付きスピーチバブルを使って呟いているように表現してみると、心情がより伝わりやすくなるのでおすすめです。
改善されたときの心の喜びを書く
3つ目は商品を買った事で悩みが解消されたときの状況や感情をはっきりと書く事。
読者は商品が欲しいのではなく、「改善」のためにモノを購入します。
なのでリード文で具体的な悩みを提示し、それがしっかり改善されたところまでをワンセットで書けば、「この記事を読み進めてみよう」と思ってもらえる確率がグッと上がります。
エモーショナルライティングで読者の心を動かそう
エモーショナルライティングはユーザーに実際のアクションを撮ってもらいやすくするために読者の想像力や感情に訴えかけるライティング技法です。
このライティング技法を取り入れれば、ユーザーが記事を読んでくれるモチベーションがグッとあがり、クリックを増やすことができます。
うまくいけば冒頭で紹介したような大きな改善も見込めると思いますので、是非参考にしてみてください!