秋も深まり、黄色から赤へと鮮やかに色づく紅葉が綺麗な季節となりました。
風景写真が好きな僕は毎年この時期、紅葉の名所を巡るのを楽しみにしています。
そんな僕が今年紅葉を撮りに出かけたのは京都の祇園、東山エリア。
仕事が忙しくて何日も撮影には出掛けられないけど、1日だけフォトウォークを満喫したいと思っていたところ紅葉の名所がコンパクトに纏まっているこのエリアが思い浮かびました。
ということで、本記事では祇園、東山エリアの紅葉の名所を撮り歩いた様子をご紹介していきます。
日帰り散策コースのモデルとしても参考になる部分があると思いますので、よろしければぜひ最後までお付き合いください!
タップできる目次
祇園
まず早起きして訪れたのは祇園にある二寧坂、産寧坂周辺。
昼間なら多くの観光客でごった返す人気の観光エリアも、早朝ならゆっくり撮影を楽しむことができるので、かねてから撮りに行ってみたいと思っていたんです。
二寧坂といえばこれ!という定番の撮影スポット。緩やかな坂の両脇に京都らしいお店が軒を連ねている感じがいいですね。
八坂の塔が綺麗に撮れる大人気の撮影スポットからも一枚。計算し尽くされたような見事な構図は撮り甲斐があります。
清水寺
二寧坂、産寧坂周辺の撮影を楽しんだ後は清水寺へ。清水寺は朝の6:00から拝観することができ、早起きしていけばゆっくりと境内を巡ることができます。
足掛け12年に及んだ平成の大改修を終え、久々に本来の姿を拝むことができるようになった清水の舞台。紅葉も見頃を迎えていてとても綺麗でした。
高さ約31メートル、国内最大級の高さを誇る三重塔と紅葉の組み合わせもお見事。
三重塔と紅葉は額縁構図の相性もバッチリでした。
住所 | 京都府京都市東山区清水1丁目294 |
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公式サイト | 清水寺公式サイト |
南禅寺
清水寺の早朝拝観を楽しんだ後は蹴上インクラインを経由して南禅寺へ。
勅使門をくぐると目の前に大きくそびえ建つのは重要文化財にも指定されている三門。両脇を紅葉が埋め尽くしていてとても美しかったです。
高さ22mの三門は上に登ることも可能。昔ながらの急な階段をあがると、南禅寺全体を見渡すことができます。なかなかの絶景です。
三門をくぐりまっすぐ進むと見えてくるのは法堂。軒瓦をよく見ると「南禅」の文字が。いいデザインだなと思ったので、望遠レンズで紅葉を合わせて一枚。
法堂から少し東へ移動すると、フォトジェニックな撮影スポットとしても人気の水路閣に到着。
水路閣は真横から見るとトンネルが何十にも重なるように見えるのですが、前日雨が降っていたこともあり、より神秘的な写真を撮ることができました。
水路閣での撮影を楽しんだあとは拝観料を支払い、2つの美しい庭園を持つ天授庵へ。
本堂には入ることができないのですが、玄関先の土間からは、望遠レンズを使うことで額縁庭園を撮影することができます。
白砂と苔の美しい枯山水の東庭。
前日の雨によってできた水たまりによってできたリフレクションでとてもお気に入りの一枚を撮ることができました。
池泉回遊式の南庭。
見どころがコンパクトにまとまった美しい庭園で訪れてよかったなと思いました。
住所 | 京都府京都市左京区南禅寺福地町86 |
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公式サイト | 南禅寺公式サイト |
真如堂(真正極楽寺)
見どころ満載の南禅寺を楽しんだ後は少し休憩を挟み、真如堂へ向かいます。
真如堂へ向かう道は坂道になっていてちょっと歩くのが大変なのですが、登り切るとそこにはとても立派なお寺が。
どんなアングルだといい具合に撮れるだろう?と色々構図を探した結果、真横から撮影するといい感じに収まるのを発見。
別のアングルから紅葉と本堂を交えてもう一枚。
本堂以上に個人的に目を引いたのは三重塔。紅葉との相性がとてもよくて綺麗な写真を撮ることができました。
今まで何度か京都に紅葉は撮りにきていたけど、こんな素晴らしい場所があるのは知らなかったです。
祇園・東山エリアにある主要な寺院からは少し離れていることもあってお昼時でも人が少なく、ゆっくり紅葉を楽しむことができました。
住所 | 京都府京都市左京区浄土寺真如町82 |
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公式サイト | 真如堂公式サイト |
永観堂(禅林寺)
真如堂のあとに訪れたのは、紅葉の名所が多い京都においても圧倒的な人気を誇る永観堂。
永観堂は夜間ライトアップも人気なので夜に訪れることも考えたのですが、夜は混雑防止のため散策できるエリアがかなり制限されているとの情報を聞き、昼に訪れることにしました。
永観堂は回廊で結ばれた諸堂を巡り、池泉回遊式庭園の眺めを楽しむのが主な散策コース。
御影堂、阿弥陀堂、開山堂に続いている回廊は、「臥龍廊」と呼ばれ、龍の体内を歩いているような気分が味わえます。
急勾配の回廊からはフォトジェニックな景色にたくさん出会うことができました。
シンプルなデザインの軒瓦と紅葉の共演はやっぱり美しい。
回廊を出た後は池泉回遊式庭園の周辺を散策。この幽玄な景色、いつか夜間ライトアップの眺め拝みに行きたいと思いました。
境内の最も高い位置にあるのは多宝塔。望遠んレンズで紅葉を交えて撮影するのがおすすめ。
住所 | 京都市左京区永観堂町48 |
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公式サイト | 永観堂公式サイト |
清水寺(夜間拝観)
永観堂の紅葉を楽しんだ後は一休みしてタクシーで再び清水寺周辺まで移動。
夜間拝観の受付開始時刻にはびっくりするぐらいの多くのが集まっていて、入場券を購入するまでに20分ほど待ちました。
境内の中ももちろん大混雑。
定番の撮影スポットにたどり着くのもかなり苦労しましたが、無事真っ赤に燃えるような紅葉と清水寺の舞台を撮ることができました。
別角度から見ると定番の撮影スポットがえぐいほど混んでいるのがよくわかります。真っ赤な紅葉と同じくらい人の数に圧倒されました。
定番の撮影スポットを過ぎると多少混雑ぶりも落ち着きゆっくりライトアップされた紅葉を楽しみます。
清水の舞台は見上げた時の姿も荘厳。このアングルでレンズを覗いた時はあまりの大迫力に思わず息を飲みました。
最後は三重塔と紅葉のリフレクションを広角レンズで一枚。早朝とは全く違う清水寺を楽しむことができて大満足。
住所 | 京都府京都市東山区清水1丁目294 |
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公式サイト | 清水寺公式サイト |
まとめ
祇園・東山エリアの紅葉の名所を撮り歩いた様子をご紹介しました。
このエリアは徒歩圏内に日本の秋を感じることができる場所がたくさんあり、日帰りでもたくさんのフォトジェニックな景色を楽しむことができます。
秋の京都に訪れた際はぜひ今回のルートを参考に、紅葉の名所を観光して見てください!