2019年04月11日に公開されたソニーのα7IIIのソフトウェアアップデート。これにより、α7IIIで特別な機材を使わずにタイムラプスを撮影できるようになりました。
さっそく、新たに搭載されたインターバル撮影機能を試してみたので、使い方や作例を紹介したいと思います。
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α7IIIのソフトウェアアップデートの概要
2019年04月11日に公開されたα7III向けの「本体ソフトウェアアップデート Ver. 3.00」の概要は下記の通り。
- 瞳AFのパフォーマンス向上
- AF-Cモードのシャッター半押しで瞳AFが作動可能に
- 動物への瞳AFが動作可能に
- インターバル撮影機能の搭載
アップデートの方法は公式ホームページをご確認ください▼
ILCE-7M3 本体ソフトウェアアップデート Ver. 3.00
2017年以前発売されたソニーのミラーレス機やコンデジにはPlayMemories Camera Appsというアプリの中に、インターバル撮影機能があり、特別な機材を使わずにタイムラプスが撮影可能だったのですが、2017年以降に発売された機種は上記のアプリが使えなくなってしまいました。
今回のアップデートはインターバル撮影機能の復活したというようなイメージになります。
新たに搭載されたインターバル撮影機能の使い方
それではさっそく、新たに搭載されたインターバル撮影機能の使い方を見ていきましょう。
上記のリンクからソフトウェアのアップデートが完了したあとにメニューを開くと、新しくインターバル撮影がメニューに追加されてます。
従来のソニーのインターバル撮影のアプリよりもとてもシンプルな画面になっています。またアプリのように起動に時間がかからないのがうれしいところ。
1ページ目で設定できる項目は下記の5つです。
設定項目 | 内容 | 設定 |
---|---|---|
撮影開始の時間 | インターバル撮影の開始時刻を設定 | 1秒~99分59秒 |
撮影枚数 | 一回のインターバル撮影で撮影する枚数を設定 | 1枚~9999枚 |
撮影間隔 | インターバル撮影の撮影間隔を設定 | 1秒から60秒 |
AE追従感度 | 夕方から夜など露出が変化する撮影シーンでの露出追従の具合を設定 基本的に「低」で問題ない |
低 / 中/ 高 |
続いて2ページ目の設定項目について。
2ページ目で設定できる項目は下記の2つです。
- インターバル時サイレント撮影
- サイレントをオンにするとインターバル撮影時にシャッター音がならなくなります。展望台など人が多くある場所で、静かに撮影したい時に便利。
- 撮影間隔優先
- インターバル撮影の間隔を優先してシャッターを切るモード
各設定項目の用語やインターバル撮影の基本的な考え方が知りたい方はこちらをチェック▼
作例
それでは夕暮れから夜にかけて実際にインターバル撮影を試してみたので、簡単な作例をご紹介。今回はささしまグローバルゲートの屋上庭園から名古屋駅方面を撮影しました。
露出追従でが効いていて、夕方から夜へ変化していく様子がとても滑らかに撮影できています
設定は下記の通り▼
撮影間隔 | 10秒 |
---|---|
撮影枚数 | 400秒 |
f値 | 8.0 |
iso | 320 |
ss | 1/200 → 8秒 |
まとめ
ソフトウェアアップデートでα7iiiに新たに追加されたインターバル撮影機能の使い方や作例を紹介してきました。
以前にタイマーレリーズを使ってα7iiiでタイムラプスを撮る方法も紹介しましたが、やはり特別な機材がなくてもインターバル撮影ができるの便利です。また、AE追従があるのも心強い。
ぜひアップデートしてインターバル撮影を楽しんでみてください!
タイムラプス動画の作り方をまとめた記事はこちら▼
α7IIIのレビュー記事はこちら▼