先日購入したSONYのフルサイズミラーレス一眼カメラα7IIIで、夜明けから朝にかけてタイムラプスを撮影してみました。
撮影方法とα7IIIでタイムラプスを撮った感想をシェアしていくので、α7IIIでインターバル撮影をしてみたいという方は、ぜひチェックしてみてください!
※本記事はある程度、インターバル撮影に慣れた人向けの記事になっています。これから初めてタイムラプスを撮るという方はまずこちらの記事をどうぞ▼

タップできる目次
α7IIIでタイムラプスを撮影する方法・やり方
それではさっそく、α7IIIでタイムラプスを撮影する方法を紹介していきたいと思います。ちなみに今回、作例を撮影するために訪れたのは、以前記事で紹介した「向野橋」です。
この場所から、夜から朝にかけて刻々と変化する空の様子を撮ってみることにしました。
タイマーレリーズが必須
それではまずはα7IIIでタイムラプスを撮るにあたって必要な機材の紹介を紹介していきます。
SONYのデジカメは、2017年以降に発売された機種からPlayMemories Camera Appsというタイムラプス撮影に便利なアプリが使えなくなってしまいました。
そのため、α7IIIでインターバル撮影を行うには、外付けのタイマーレリーズを準備する必要があります。
今回使用したのはロワジャパンのタイマーレリーズです。純正のタイマーレリーズよりもかなりお得な値段で購入でき、使い勝手も悪くないのでおすすめ。
ソニーだけでなく、CanonやNikonなど複数のメーカーそれぞれ対応したレリーズが揃っています。
ロワジャパンのタイマーレリーズでは下記の5つを設定することができます。
- DELAY(ディレイ)
- タイマーを作動させてから、最初のシャッターを切るまでの時間を設定できます。ここは、通常0秒のままで構いません。
- LONG(ロング)
- シャッタースピードを設定することができます。通常のカメラのシャッタースピードの限界は30秒に設定されていることがほとんどですが、LONGは30秒以上のシャッタースピードも設定可能。タイムラプス撮影時には使うことは少ないので設定不要です。
- INTVL(インターバル)
- 撮影間隔を時・分・秒の単位で指定することができます。
- N(撮影回数)
- 撮影枚数は1~399枚もしくは、無制限で選ぶことができます。
- ♪(電子音)
- タイマー作動中の電子音を設定できます。静かに撮りたいときは消音に設定しましょう。
さらに細かい使い方は下記の説明書をご確認ください▼
インターバル撮影の設定
必要な機材を揃えたら早速インターバル撮影の設定をして撮影開始です。今回は下記のように設定しました。
撮影モード | 絞り優先 |
---|---|
F値 | 9 |
ISO | 320 |
撮影間隔 | 10秒 |
撮影枚数 | 480枚 |
撮影時間 | 1時間20分 |
Lightroomで現像&Panalapseで動画に編集
撮影が終わったら、撮影した画像をLightroomで補正してRAWデータからjpegに書き出し。
最後にタイムラプス専用の編集ソフトで書き出した画像を繋ぎ合わせればタイムラプス動画の完成です。
完成した夜明けのタイムラプス動画
出来上がったタイムラプス動画はこちらです!刻々と変化する空のグラデーションと雲の流れがとても美しい映像に仕上がりました。
α7IIIでインターバル撮影を実施した感想
ハイダイナミックレンジが広くなり、より綺麗な映像を作れるようになった
夕日が沈んでいく様子などを撮影する場合、黒つぶれが起きてしまいがちです。
静止画を撮影する場合はブラケット撮影とHDR合成で見た目に近い写真に仕上げることができますが、インターバル撮影ではそうはいきません。
α7IIIはαIIよりもダイナミックレンジが広くなっており、撮影した画像は逆光でも黒つぶれが起きづらくなりました。
これによって、夕暮れや夜明けのタイムラプスでより見た目に近い映像を仕上げることができるようになりました。
サイレントシャッターで撮影が快適になった
α7IIIは撮影時のシャッター音を消すことができるようになっています。
人が多い場所などではインターバル撮影時のシャッター音が気になることがあるので、音を消すことができるのはとてもありがたい機能だと思いました。
露出追従がとても滑らか
冒頭で紹介したソニーのPlayMemories Camera Appsは、リモートレリーズを使わないでもインターバル撮影ができる点以外にも、露出追従機能という機能がとても魅力的なアプリでした。
夕暮れや夜明けのタイムラプスは、時間経過と共に徐々に明るさが変化するため、露出に追従する必要があります。
しかし、シャッタースピードやISO感度は1/3EV毎の値でしか変化しないため、滑らかな露出追従ができず、撮影した写真を動画にすると、ちらつきが発生する場合があります。
PlayMemories Camera Appsはこのちらつきが起きないように露出追従する機能を備えていたので、アプリを使用せずに夜明けのタイムラプスを撮ってどれくらいちらつきが発生するのか心配していました。
しかし、撮影した画像を動画につなぎ合わせてみるとほとんどちらつきが発生しておらず、滑らかな動画に仕上がっていました。これにはなかなか感心しました。
まとめ
ソニーのフルサイズミラーレス一眼カメラのα7IIIでインターバル撮影を実施する方法と撮影してみた感想を紹介しました。
静止画や動画の撮影に優れていますが、タイムラプスの撮影にもかなり使える一台だということがわかったので、様々なシーンで愛用していきたいと思います。
α7IIIのレビュー記事はこちらから▼



α7IIIのソフトウェアアップデートで新たに搭載されたインターバル撮影機能の使い方をチェック▼



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